== 私的解説 ==
「お松」というのは名前からみて、元は「[[松浦佐用姫]]」「[[蛇頭松姫大神]]」などの「'''名に松とつく女神'''」が民間伝承化したものと思われる。それを文芸化して人情物に仕立てたのが「鬼神のお松」なのだろう。「夫と不幸な形で別れる」という点が一致している。起源は中国神話の」が民間伝承化したものと思われる。それを文芸化して人情物に仕立てたのが「鬼神のお松」なのだろう。「夫と不幸な形で別れる」という点が他の「松姫」たちと一致している。起源は中国神話の[[塗山氏女]]に遡るであろう。「鬼女」としての伝承は千葉県から青森県まで、要は北関東から東北にかけて分布しているようである。おそらく長野県長野市鬼無里の「鬼女紅葉」の関東・東北版というかクローンのような存在と考える。千葉県流山市に立派な諏訪神社があるので、関係者の誰かが長野県の盗賊でもある鬼女の伝承を北関東に持ち込んだ可能性があるかもしれないと想像する。
伝説の内容は、「お松」という女性が、亡夫の仇打ちをするけれども、仇討ち相手の息子に彼女もまた討たれてしまう、というもの。父親の髑髏を抱いて寝る、というのは、彼女が父親から何らかの財産を受け取ったという「[[天照大御神]]」の伝承の類話でもあるし、彼女が父親を殺して食べてしまったという神話の変形でもあると考える。
==伝説==
* 青森県[[十和田市]]の[[奥入瀬渓流]]からほど近い場所に「石ヶ戸」(いしげど)と呼ばれる[[洞窟|岩屋]]があり、お松がここを住処として旅人から金品を奪っていたという伝説がある青森県十和田市の奥入瀬渓流からほど近い場所に「石ヶ戸」(いしげど)と呼ばれる岩屋があり、お松がここを住処として旅人から金品を奪っていたという伝説がある<ref>{{Cite web|和書|url=, http://towadako.or.jp/sansaku-map/oirase-nenokuchi/ |title=, 奥入瀬渓流~子ノ口 |publisher= , 一般社団法人 十和田湖国立公園協会 |accessdate=, 2015-11-04}}</ref>。* 青森県[[東津軽郡]][[蓬田村]]にも鬼神のお松の伝承があり、お松の父親と兄弟分と伝わる家系があったという青森県東津軽郡蓬田村にも鬼神のお松の伝承があり、お松の父親と兄弟分と伝わる家系があったという<ref>{{Cite web|和書|url=http://www.vill.yomogita.lg.jp/profile/sonshi/sonshi_4_1.html |title=, 第四節 蓬田村の庄屋 |publisher= , 蓬田村 |accessdate=, 2015-11-04}}</ref>。
== 登場する主な作品 ==