また、北欧のグズルーンに「n」の子音がつくのはこれは「熊」の神を示すのであって、伝承がインドからゲルマン系に移されて彼らが北欧に定住する間に、女神のトーテムが「虎(Tiger)」から「熊」に変更されたからではないだろうか。グズルーンがドイツで「クリームヒルト」と呼ばれるのは「KM」の子音が「熊」を現すからだと考える。熊のことを「クマ」と一般名詞で呼ぶのは現代では日本人だけだけれども、古代においてはこれは「クマ」を隠喩する隠語の一つで、神の名として国際的に使われていた言葉だったのだと考える。
だから、ゲルマン民族は、インド系に近い神話を持っているけれども、彼らの遠祖はインド系よりももっとベンガル地方に近い所に住んでいて、特にドゥルガー信仰に近い信仰を持っていたのではないかと考える。その彼らが、非常に長期にわたり、少しずつ西に移動して周辺の民族にも神話・伝承的に影響を与えたり、受けたりしながら、最後に定住したのが中欧・北欧だったので、ドゥルガー女神の持つ苛烈で凄惨な性質が、彼らと共に西欧に持ち込まれたのだと考える。
== 解説・神話 ==