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6 バイト追加 、 2025年12月29日 (月) 08:11
: 群馬に父と一人の息子と3人の娘が住んでいた。そこに信濃国'''更級郡'''より二人の姉弟がやってきた。姉は弟をそそのかすし、弟は'''乱暴者'''だった。父と息子が留守の間に乱暴者は3人の娘のうち2人を殺した。末娘は何とか助かった。父が戻ってきたが、世をはかなんで亡くなった。兄が戻ってきて、乱暴者を倒した。意地悪な女は信濃国に逃げたが'''宇津尾山'''という山に捨てられた。以後、その山を'''伯母捨山'''と言うようになった。
科野国造・建五百建命は[[神八井耳命]]の孫で金刺氏の祖と言われる。長野県には各地に金刺氏ゆかりの神社がある。また善光寺も金刺氏に関連する寺である。善光寺の宿坊の住職を務める若麻績氏は金刺氏の末裔と言われるなど、である。この神の妻神は'''[[会津比売神]]'''(かいづひめのみこと)といい、諏訪大社の祭神・建御名方神の子神と言われている。長野市川中島、篠ノ井、稲荷山、松代付近でこの女神が祀られていたようで、「貝佐」「海津」といった地名は女神の名に由来すると考えられる。「宇津尾山」もおそらく女神の名にちなんだ名と思われる。山の麓には、斎森神社、臼道祖神と「うず」や「えず(かいづの別の読み方)」にちなんだ神社の名や女神信仰を思わせる神社の名がみられる。
一方、現在の冠着山には姥捨伝承に関する寺社が全くない。ということは、本来は「宇津尾山」といって[[会津比売神]]に関する山とされていたものが、いつしか「姥捨山」に変えられてしまい、姥捨伝承が後付けされた、と思われるのだ。そのため、山の周囲には[[会津比売神]]に関すると思われる神社といった信仰の痕跡が残されているのだろう。「山に捨てられた姥」とは[[会津比売神]]のことと思われる。地元にその伝承は残されなかったが、どういうわけか上野(群馬県)に残されたのである。ただし、多くの人を殺すような「悪い女神」として描かれている。

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