=== 難題型について ===
「姥捨伝説」に関わらず、「大国主命と須勢理姫」のように一般的に異界流譚の話に難題はつきものである。異界から抜け出したり、目的を達成するにの怪物を倒したり、難題をクリアしたりする試練が与えられる。そうすることで、物語としては異界と現実の区別が明瞭にもなる。異界と現実の間の境界を越えることは、それほど困難なことなのだ。「伊弉諾の冥界下り」のように、主人公自身が境界を越える強力な能力があれば、境界を越えるいわゆる「黄泉がえり」は単独で行われる。そうでない場合は、誰かの助力を得て行われる場合が多い。「姥捨伝説」の場合は「親」が強力な「助け手」となる。「姥捨伝説」に関わらず、「大国主命と須勢理姫」のように一般的に異界流譚の話に難題はつきものである。異界から抜け出したり、目的を達成するために怪物を倒すが、あるいは難題をクリアしたりする試練が与えられる。難題型は後者のタイプである。そうすることで、物語としては異界と現実の区別が明瞭にもなる。異界と現実の間の境界を越えることは、それほど困難なことなのだ。「伊弉諾の冥界下り」のように、主人公自身が境界を越える強力な能力があれば、境界を越えるいわゆる「黄泉がえり」は単独で行われる。そうでない場合は、誰かの助力を得て行われる場合が多い。「姥捨伝説」の場合は「親」が強力な「助け手」となる。
助けてくれる親はどこかに「隠れている」場合が多い。これは「死」の暗喩でもあるので、元々主人公はなにがしかの困難を「異界(冥界)にいる親」に助けてもらう、という話だったのではないだろうか。そして、苦難の末、親を冥界から連れ出すことも可能となったのである。