== 概要 ==
瑶池金母が主催する、長寿と富貴を象徴する宴会として知られ、「'''蟠桃勝会'''(ばんとうしょうえ)」、「'''蟠桃大会'''(ばんとうたいえ)」や「'''蟠桃宴会'''(ばんとうえんかい)」など異名を有す。その名の通り、神仙(神々と仙人達)が蟠桃を食する宴会である。(ばんとうえんかい)」など異名を有す。その名の通り、神仙(神々と仙人達)が[[蟠桃]]を食する宴会である。
蟠桃会の開催の前に、瑶池金母が七仙女を派遣し、蟠桃園の中の蟠桃を採集する。上級の貴仙や地位の高い神族が天界の瑶池に集う。この時は、若くて美しい女仙の蟠桃会の開催の前に、瑶池金母が七仙女を派遣し、蟠桃園の中の[[蟠桃]]を採集する。上級の貴仙や地位の高い神族が天界の瑶池に集う。この時は、若くて美しい女仙の[[麻姑]]が、霊芝を醸した美酒を瑶池金母に捧げるために、祝いにやって来る。
瑶池金母の蟠桃園には、三千六百本の桃の木があり、手前の千二百本は、三千年(地上での時間。以下全て同じ)に一度熟し、これを食べた者は仙人になれ、中ほどの千二百本は、六千年に一度熟し、これを食べた者は、長生不老が得られ、奥の千二百本は、九千年に一度熟し、これを食べた者は天地のあらん限り生き永らえるとされる。ちなみに天界と地上では時間の流れが異なる(天界の1日=地上の1年。この思想は世界共通なようで、[[浦島太郎]]にも同様の描写がある)。
* [[西王母]]
* [[岩戸神話]]
* [[蟠桃]]
* [[生命の木]] - 「生命の樹(の実)」に関する神話は世界中にあり、蟠桃は「生命の樹の実」の一種だとも解釈できる。
* [[黄金の林檎]] - 蟠桃園は[[ヘスペリデス]]が管理する[[ヘーラー]]の果樹園と類似している。北欧神話に登場する黄金の林檎は蟠桃と同じように神々の不老不死の源とされる。また、西王母の瑶池は[[アヴァロン]]と似ている。