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、 2022年10月16日 (日) 01:00
本wikiにおける'''卵胎生'''(らんたいせい)とは、神話・民間伝承において
# 卵から生まれた登場人物がいる物語
## 卵に類するものから生まれた登場人物がいる物語
# 母親が卵を飲んで子供を生む物語
## 母親が卵に類するものを飲む、あるいは感応して子供を生む物語
を指す。「母親が何かを飲む」あるいは「何かに感応して妊娠する」場合、母親に働きかけているものの多くは「'''男性原理の象徴'''」(具体的いえば男根かあるいは陰嚢)であると思う。そしてそれは「'''日光感精'''」といって日光にも例えられる。
また「赤い玉」は神話的に太陽を現すようである。この持ち主は太陽神とみなされ得ると考える。
これに関する神話は[[ハプログループO1b2 (Y染色体)]]起源の神話としても良いのではないだろうか。
== 私的解説 ==
これは「'''日光感精'''」と関連の深い話であるので、「卵」とは「'''太陽'''」のことであると考える。「玉」や「石」で現される場合も同様である。
古代において、母系社会の時代には、いわゆる'''「母女神」が「太陽」'''であって、鳥になぞらえられ卵(太陽)から生まれるし、卵を産む、と考えられていたのだろう。このような考え方はギリシア神話の[[フェニックス]]に通じる話だし、いわゆる「鳥女房」とも関連すると思われる<ref group="私注">エフェソスの[[アルテミス]]像はたくさんの卵状の塊を身につけている。卵胎生の女神達との関連性はあるのだろうか。</ref>。
それが父系社会になると、男性が「太陽神」とみなされるようになり、かつての太陽神であった「母女神」は太陽ではない神格を与えられて、今度は'''男性の象徴'''としての太陽からの派生物、すなわち卵や日光などと交わって子供を生む、と変更されたのではないだろうか。
要は「鳥女房」とされる伝承群の女主人公は、元は「'''太陽女神'''」であったものである。だから卵から生まれるし、卵を生むのである。彼女の子供が男の子の場合は、太陽神の神格の一部を受け継ぐことがあったかもしれない、と思う。
== 卵から女主人公が生まれる話 ==
* [http://bellis.sakura.ne.jp/k/tegalog.cgi?postid=25 たまご姫]:生まれたばかりのたまご姫は'''水'''がないと死んでしまう。
== 卵に類するものから女主人公が生まれる話 ==
* [[阿加流比売神]]:赤い玉あるいは白い石から変化した。
== 卵から男主人公が生まれる話 ==
* [[赫居世居西干]]:新羅の初代王
* [[朱蒙]]:高句麗の初代王
* [[脱解尼師今]]:新羅の昔氏始祖
== 母親が卵を飲む話 ==
* [[簡狄]]:簡狄自身、水鳥が示唆される。殷の始祖の母。
* [[女脩]]:[[益]]の母。秦、趙、徐の諸侯の祖先。
== 母親が卵以外のものに感応する話 ==
* 玉依姫:丹塗りの矢に感応する。
* 豊玉姫:山幸彦が水カメの中に吐き出した玉に感応する。
== 私的注釈 ==
<references group="私注"/>
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