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== 祖霊信仰と穀霊(稲魂信仰) ==
ミャオ族を含む長江中流域を中心とした「穀霊」について。「穀霊」とは「祖霊」も兼ね、女神の場合が多いと思われる。ここで述べる「穀霊」とは、植物の穀物の霊魂そのものというよりも、「'''穀物を実らせる霊魂'''」というべきことに注意しなければならないと思う。穀霊が宿れば、稲は多く実ると考えられている。穀霊が宿らなければ不作になる。ということは、穀霊が宿らなくても穀物は育つが、「豊作になる作用が働かない」ということなのではないだろうか。台湾原住民の伝承には、穀霊を怒らせたので、粟がなどが「普通にしか実らなくなった」という伝承もみられる。では、「'''穀物を実らせる霊魂'''」とは何なのだろうか。それが「祖霊」であるならば、結局は「人間の霊」なのであって、「'''稲作などの手伝いをしてくれる良い守護霊'''」として作用するか、「'''稲作などを妨害するので供養しなければならない悪霊'''」として作用するか、いずれかなのではないだろうか。ただ、実った作物は「'''祖先の霊魂が作用して実ったもの'''」なので、「」とみなされるので、「'''祖霊の霊魂も同然'''」とみなすのではないだろうか。 要は'''なにかしかの事情があって'''、「穀物」を「祖先の霊」として扱っていると考える。例えば、誰かに「'''親や兄弟姉妹を殺して食え'''」と言われた場合に、「親は穀物です」と言って、食物になぞらえて食物を食べることにすれば、実の親や兄弟姉妹を殺して食べなくても済むし、既に親が亡くなっている場合でも「親がいないからそれはできません」などと言い訳して、自分の身を危険にさらす必要がなくなるからである。 つまり「'''親や兄弟姉妹を殺して食え'''」と命じる「'''怨霊'''」の命令から逃れるため、また'''怨霊をある意味騙してなだめるために'''穀物に「親や兄弟姉妹」を'''仮託'''しているといえる。でも、そうやって仮託してしまったが故に、自分たちの先祖が親や兄弟姉妹を殺して食べた'''[[チャンヤン]]'''だと、いつまでたっても忘れることができなくなってしまっているのではないだろうか。彼は、ときには子孫達が「'''自分の命令を忘れないでいてくれる'''」ことだけで満足してくれるかもしれない。しかし、満足してくれない場合にはどうしたら良いのだろうか。誰か身代わりを立てて、怒りを逃れようとするのか。それが「'''[[人身御供]]'''」というものなのではないだろうか。 [[チャンヤン]]の名は、ダロンを男性化したもので、[[太昊型神]]のうち憑依型と考える。このダロン女神を男性化した神の取り扱いは長い間、人類にとって宗教的な大きな課題となってきたのではないだろうか。それはともかく、食物神(穀霊)であり、祖神である「女神」とこの憑依型の[[太昊型神]]は、特に日本神話において、大きく関連するのである。
== 世界の創造 ==

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