=== TM、S(th)M ===
「M」の子音は「熊」を意味する。語源はおそらく、「黒」のことをシナ・チベット祖語で「*s-maŋ ~ s-mak」と読むことからきているのだろう<ref>Wiktionary:[https://ja.wiktionary.org/wiki/%E9%BB%91 黒](最終閲覧日:26-01-23)</ref>。これはおそらく「熊(クマ)」という言葉と同語源であって、'''「黒」=「熊」'''という意味と考える。これには主に2通りの意味がある。[[ミャオ族|モン族]]の精霊ヨーム・スア (Yawm Saub)のように「天の神」とされるものと、インド神話のユミル、メソポタミアのドゥムジのように犠牲獣的に取り扱われるものである。熊トーテム信仰の強い人々にとって、彼は「天の神」なのだろう。逆に熊トーテム以外の人々にとっては、さほど重要でないし、熊トーテムの人々に取って食われないためにも、食料にしてしまった方が良い存在の神かもしれない。両者の中庸的な存在が、「天の神だけども死んだ神」でもあるインドのヤマ、「良い王様だったけれども悪い王様になってしまった」イランのジャムシード王ではないだろうか。イランのイマ(アヴェスター語: Yima)、ジャムシード(ペルシア語)、シュメールのドゥムジ(Dumuzi)、タンムーズ(Tammuz)、ケルトのディアルムド・ウア・ドゥヴネ(Diarmuid Ua Duibhne)、Duibhne)、東は朝鮮の壇君、朱蒙と、中国から西欧までほぼ連続してたどれる有名な神々である。
他にヒッタイト神話のシャッルマ、メソポタミアのシャマシュ、中国の'''舜'''など。