== 私的解説 ==
=== 語源について ===
印欧祖語の*h<sub>x</sub>eh<sub>x</sub>tr-「火(英語のfireで良いのか? fightやfighterの語源にも見えるが??)」がこの神の語源なのではなくて、この神の名前が「火」の語源の*h<sub>x</sub>eh<sub>x</sub>tr-なのだと考える。印欧語で他に「火」に近い単語はインドの火神アグニに類する言葉で「ignis」がある。こちらの方が「火」を現す言葉としては起源が古いと考えるので、*h<sub>x</sub>eh<sub>x</sub>tr-を語源とする言葉は「ignis」系とは違う「火」であることを強調するために使われ出した言葉で、本来は古い意味の通り「正義」とか「公正」を意味する言葉だったのではないだろうか。「正義」とか「公正」の媒体に「火」や「熱」が重要視されるようになって、「正義の火」として「ignis(破壊性のある火)」とは別の意味で使われ出したものが、「火」そのものを指すようになり、これが*h<sub>x</sub>eh<sub>x</sub>tr-から派生した「火」だと考える。から派生した「火」だと考える。その起源は「[[バロン]]・[[ダロン]]」の合成語だと考える。こう考えれば英語の「fire」は「バロン」から派生した言葉で、より女神的といえるかもしれない。ローマ神話のウェスタ、ギリシア神話のヘスティアはいずれも女神であるし、「炉の火」は食事に関わるもので、食事の支度は主に女性の仕事だったと考えるので、元は「女神の火」と考える方が自然なのではないだろうか。 「ignis」のように、火器となり敵対者や略奪の対象者を焼き尽くし滅ぼす「火」ではなく、炉の火を絶やさず家庭の安寧を守る「火」というのが元の意味と考える。
== 解説・神話 ==