台湾原住民の神話より 台湾原住民の神話より、洪水などに関する話をいくつか挙げてみたい。
== 月を射る話 人類の初め ==例えば、伏羲・女媧神話では、大洪水の後に生き残った二人の子供が人類の祖となる。台湾では、「人類の祖」はどのように語られるのだろうか。 === 「オアイム」と称する鳥、月を射たる話 大嵙崁部族創生 ===<blockquote>昔、月は近くにあり高熱も強かったが、「オアイム」という鳥がまだ人間だった頃、月を射て光を失わしめた。月に黒点があるのはその時の血痕である。(北ツォウ族トフヤ部族ヤヤツ社、神々の物語188p)。昔、山に一巨石があり、二つに割れてその中から2名の男と1名の女が出現した。彼らの間から四人の子が生まれ、その子がまた互いに行き来して子孫は増えていった。子孫は兄妹の婚姻を堅く禁じた(アヤタル族スコレク群大嵙崁部族、神々の物語19-21p)。</blockquote> === 補足 ===台湾の始祖神話は、男女が石から生まれた、というものが多いと感じる。男女二人が生まれることもあるし、複数の場合もある。少数だが2羽の鳥のうち1羽が溺れて死に、残りの1羽が変化して男女が生じた、という「洪水神話」を思わせる話もある。
=== 月を射たる話(アヤタル族) ===