インドネシアのヴェマーレ族の「洪水神話」は、
* 父である雷神が洪水を画策し、娘が母である月女神のアイテムを得て、洪水を生き延びる
というものである。シンプルな構成で、内容も単純なので、本来の[[オーストロネシア語族]]の「洪水神話」とはこのような内容だったのではないか、と考える。バロン・ダロン神話と比較すると、の「洪水神話」とはこのような内容だったのではないか、と考える。バロン・ダロン神話と比較すると、ダロンが登場せず、アペ・コペンも登場しない。ダロンとアペ・コペンが付加された形式に近い、いわゆる「伏羲・女媧神話」は紀元前5000年よりも後に形成されたものといえる。母系文化での神話は* 洪水の際に母が娘に形見を渡して後継者とするものという話だったのだが、父系文化が進むにつれて* 跡取りの権利は男の子のダロンにある* 子供達には当然父親もいて、父親がアペ・コペンであろうと雷神であろうと、子供の人生に大きな影響を与えることが可能であるという思想に基づいてダロンとアペ・コペンがつけ加えられたのだろう。その際に「小さなカエル神」だったアペ・コペンは「大きな巨人」に変えられ、タブーを守る神ではなく、擁護する神に変えられてしまったのだと考える。
== 関連項目 ==