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183 バイト追加 、 2025年1月30日 (木)
== 信仰 ==
バステト崇拝の中心地としては下エジプトのブバスティスが挙げられる。もともとバステトはブバスティスの地方神であったと考えられる<ref name="Storm" /><ref name="Rossini&Anthelm" />。ブバスティスにおいて、猫はバステトの聖なる獣とされ、ミイラ化した状態で多数の猫が地下墓地に埋葬されていた。エジプト語でpr-bꜣstt( Per-Bastetとも音訳される)として知られるこの町は、文字通りバステトの家を意味する彼女の名前を冠している。ブバスティスにおいて、猫はバステトの聖なる獣とされ、ミイラ化した状態で多数の猫が地下墓地に埋葬されていた<ref name="Yoshimura" /><ref name="Storm" />。他の崇拝地としてはメンフィス、ヘリオポリス、テーベ、レオントポリス(Leontopolis)、ヘラクレオポリスが知られている<ref name="Rossini&Anthelm" />。
初めバステトは「ラーの目」として'''人を罰する神'''として恐れられた。やがて「'''王の乳母'''」としてファラオの守護者といった役割を持ち<ref name="Rossini&Anthelm" />、人間を病気や悪霊から守護する女神に変わった<ref name="Storm" />。また多産のシンボルとみなされ<ref name="Rossini&Anthelm" />、豊穣や性愛を司り、音楽や踊りを好む<ref name="Storm" />ともされる。さらに「'''蛇の首を刎ねる者'''」とされ家庭を守ると信仰された。

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