差分

ナビゲーションに移動 検索に移動
5,978 バイト追加 、 2025年1月10日 (金) 17:34
編集の要約なし
'''闘鶏国造'''(つげのくにのみやつこ・つげこくぞう)は闘鶏国(大和国北東部)を支配した国造。

== 概要 ==
=== 表記 ===
『日本書紀』に'''闘鶏国造'''とある他、'''都祁国造'''、'''都下国造'''とも。

=== 祖先等 ===
都祁山口神社は、神武天皇の皇子[[神八井耳命]]の御孫である都祁直が闘鶏国造となり、小山戸に居住し氏神を祀ったのを起源とする、とある。

『延喜式』によれば、'''坐摩神社'''の坐摩巫には都下国造(つげのくにのみやつこ)の'''7歳以上の童女'''を充てるとされ、'''西から来る穢れを祓う'''儀式を行うといわれる。なお、都下とはこの神社が最初にあった淀川河口の地で、摂津国の菟餓野(とがの、都下野とも書く。現在の上町台地一帯)を指すと見られる。世襲宮司の渡辺氏は'''凡河内国造'''の末裔とも、滝口武者の嵯峨源氏の流れを汲むともいわれる。

おそらく、この点から、闘鶏国造は凡河内国造の名を変えたもの、という説があるようだが、詳細は不明と考える。

=== 氏族 ===
'''闘鶏氏'''(つげうじ、姓は君)。允恭朝に忍坂大中姫皇后に不敬があったため、稲置姓に落とされた。同族に直姓も存在した。

== 本拠 ==
大和国山辺郡都祁。現在の奈良県奈良市の旧都祁村近辺。

== 氏神 ==
=== 都祁水分神社 ===
奈良県奈良市都祁友田町にある神社。式内大社。祭神は速秋津比古命・大国御魂命または天之水分神・国之水分神。当初は都祁山口神社(小山戸)の地に鎮座していたとされる<ref>Wikipedia:[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%83%BD%E7%A5%81%E6%B0%B4%E5%88%86%E7%A5%9E%E7%A4%BE 都祁水分神社](最終閲覧日:25-01-10)</ref>。

=== 都祁山口神社 ===
奈良県奈良市都祁小山戸町にある神社。式内大社論社。主祭神:大山祇神、合祀:大国主命(国津神社祭神)。神社の背後の山上字御社尾に巨石があり、元慶3年(879年)に水分神が白龍となって降臨した場所と伝える<ref>Wikipedia:[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%83%BD%E7%A5%81%E5%B1%B1%E5%8F%A3%E7%A5%9E%E7%A4%BE_(%E5%A5%88%E8%89%AF%E5%B8%82) 都祁山口神社 (奈良市)](最終閲覧日:25-01-10)</ref>。

== 凡河内国造 ==
'''凡河内国造'''(おおしこうちのくにのみやつこ・おおしこうちこくぞう・おおしかわちのみやつこ・おおしかわちのこくぞう)は、凡河内国を支配した国造。『先代旧事本紀』「国造本紀」に'''凡河内国造'''とあり、その他'''凡川内国造'''や'''大河内国造'''とも表記する。

=== 祖先 ===
*『先代旧事本紀』「国造本紀」では神武朝に'''彦己曽保理命'''を国造に任命したとされる。
*『古事記』上巻では天津彦根命が凡川内国造の祖とされる。

=== 特徴 ===
'''凡河内氏'''(おおしかわちうじ、姓は直)。天武天皇12年(683年)に連に、14年に忌寸になり、後には宿禰を与えられた者もいた。

本拠は摂津国西部または河内国中部。

国造の支配領域は当時'''凡河内国'''と呼ばれた地域、後の'''河内国'''、'''和泉国'''、'''摂津国'''に相当する。ただし同国内には三野県主、茅渟県主、猪名県主、志幾県主、紺口県主、三嶋県主など複数の県が置かれており、支配領域が上記三国と全く同一ということではない。

現在の大阪湾を掌握していたため、渡来人を統率し、ヤマト政権においては外交に活躍していたと思われる。

=== 氏神 ===
==== 河内国魂神社 ====
河内国魂神社(かわちくにたまじんじゃ/かわちのくにたまじんじゃ、河内國魂神社)は、兵庫県神戸市灘区国玉通にある神社。式内社で、旧社格は郷社。元は「五毛天神」・「五毛天神社」と称された。「五毛」は胡麻生(ごまう)という当地の旧地名から来ているといわれる。 祭神は大己貴命、少彦名命、菅原道真。

== 私的考察 ==
闘鶏国造と凡河内国造の関連がはっきりしないが、坐摩神社は古代においては、闘鶏国造の斎宮的な童女が奉祭したとのことである。

== 参考文献 ==
* Wikipedia:[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%97%98%E9%B6%8F%E5%9B%BD%E9%80%A0 闘鶏国造](最終閲覧日:25-01-10)
* [https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/816099 「御上神社沿革考 : 近江国野洲郡三上村鎮座」 大谷治作 編 / 出版: 太田治左衛門 / 出版年月日: 明32.2](国立国会図書館デジタルコレクション)
* [https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/10301765/84 御上祝家系図(三上氏)(コマ番号84-97)/諸系譜. 第28冊] - 国立国会図書館デジタルコレクション
* [https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/10301743/84 天津彦根命庶流 三枝部造 甲斐野呂氏後裔 輿石氏家系図(コマ番号84-92) /諸系譜. 第6冊] - 国立国会図書館デジタルコレクション
* [https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/991097/118 天神本記(先代旧事本記巻第三)P208-228(コマ番号118-128)/国史大系. 第7巻] - 国立国会図書館デジタルコレクション
*『國史大辭典』(吉川弘文館)
*坂本太郎・平野邦雄『日本古代氏族人名辞典』(吉川弘文館)
*『日本古代人名辭典』(吉川弘文館)
*『日本史広辞典』(山川出版社)
*『神道大辞典』(臨川書店)

== 関連項目 ==
* [[井氷鹿]]

== 脚注 ==

{{DEFAULTSORT:つけのくにのみやつこ}}
[[Category:日本神話]]
[[Category:民族他]]
[[Category:多氏]]

案内メニュー