イヌ科やネコ科の動物がかかとを地につけず「つま先立ち」で歩く「趾行」を行うのに対し、ヒトと同じようにかかとを地につけて歩く「蹠行」動物である。これにより、速く走るのは苦手である一方、後肢のみによる二足直立は比較的得意であるとされる。
指趾は5本で{{r|nakazato|nakazato}}、それぞれに長く湾曲した出し入れできない[[鉤爪]]がある{{r|bunnell|kawaguchi}}<ref name="k" />、それぞれに長く湾曲した出し入れできない鉤爪がある<ref name="b" /><ref name="k" />。この爪は物を引き裂いたり掘り起こすのに適している{{r|kawaguchi}<ref name="k" />}。木登りや穴掘りに優れた形状をしている。マレーグマ属以外は肉球を除いた足裏は体毛で被われ、ホッキョクグマでは顕著{{r|bunnell}}<ref name="b" />。
== 分類 ==
[[画像:Medved mzoo.jpg|thumb|ヒグマ]][[画像:Ursus thibetanus 3 (Wroclaw zoo).JPG|thumb|ツキノワグマ]][[画像:Sun Bear 7.jpg|thumb|マレーグマ]][[画像:Giant Panda 2004-03-2.jpg|thumb|ジャイアントパンダ]][[イヌ科]]や[[アライグマ科]]と比較的類縁関係が近いとされる。パンダ類の分類については諸説あり、パンダ科として独立させたり、[[レッサーパンダ]]を[[アライグマ科]]に含めるなどされてきたが、[[デオキシリボ核酸|DNA]]分析による結果から、[[ジャイアントパンダ]]はクマ科に含まれ、レッサーパンダは独立のレッサーパンダ科とする考え方が有力となっている。イヌ科やアライグマ科と比較的類縁関係が近いとされる。パンダ類の分類については諸説あり、パンダ科として独立させたり、レッサーパンダをアライグマ科に含めるなどされてきたが、DNA分析による結果から、ジャイアントパンダはクマ科に含まれ、レッサーパンダは独立のレッサーパンダ科とする考え方が有力となっている。
3亜科の関係は、ジャイアントパンダ亜科が離れており、クマ亜科とメガネグマ亜科が近縁である。そのため、ジャイアントパンダ亜科を別科とする、あるいは、メガネグマ亜科をクマ亜科に含めることがある。一方で2005年のMSW3では亜科を認めていない{{r|<ref name="w">wozencraft}}</ref>。
* ジャイアントパンダ亜科 Ailuropodinae