金蛙王は卵を犬や豚の傍に捨てさせるが、共にこれを食べなかった。路上へ捨てると牛馬がこれを避け、野原へ捨てると鳥が卵を抱いて守った。自ら割ろうとしても割れず、遂に母へ返した。[[柳花夫人|柳花]]が暖め続けると卵が割れ、男の子が生まれた。それが[[朱蒙]]である。
== 私的考察 ==
金蛙王は岩(死んだ女性)から生まれたことが暗示され、「金」という名前からも日や火に関する神であることが暗喩されている。中国神話の[[啓]](出生が母親の死に関連する)、[[祝融]](火の神)、日本神話の[[火之迦具土神]]に相当する神といえる。王家の祖神としては[[須佐之男命]]に相当する。
== 外部リンク ==
* [[解夫婁王]]:金蛙王の父。
* [[柳花夫人]]:金蛙王の妻。
* [[啓]]:中国神話で金蛙王に相当する神。
** [[祝融]]:中国神話で金蛙王に相当する神。
* [[須佐之男命]]:日本神話で金蛙王に相当する神。
** [[火之迦具土神]]:日本神話で金蛙王に相当する神。
== 脚注 ==