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14世紀に天台僧によって書かれた『渓嵐拾葉集』には、「扶桑明月集云、・・・八王子近江國滋賀郡小比叡東山金大巌傍天降。八人王子行卒。天降故言八王子。 客人宮桓武天皇即位延暦元年天降。八王子麓[[白山妙理権現]]顕座。」とある。
[[文明 (日本)|文明]]元年([[1469年]])に[[吉田兼倶]]が撰したとされる[[二十二社|二十二社註式]]には、「扶桑明月集云、・・・客人宮第五十代桓武天皇即位延暦元年、天降八王子麓白山。菊理比咩神也。」とあり、『[[大日本一宮記]]』内には菊理媛が白山比咩神社の上社祭神として書かれている。文明元年(1469年)に吉田兼倶が撰したとされる二十二社註式には、「扶桑明月集云、・・・客人宮第五十代桓武天皇即位延暦元年、天降八王子麓白山。菊理比咩神也。」とあり、『大日本一宮記』内には菊理媛が白山比咩神社の上社祭神として書かれている。
その後の江戸時代の書物において白山比咩神と菊理媛が同一神と明記されるようになった<ref>江戸時代に同一視されるようになった経緯については山岸共著「白山信仰と加賀馬場」『山岳宗教史研究刑叢書10』内にて推測されている。</ref>。
なお、[[神仏習合]]のなかでは白山比咩神はなお、神仏習合のなかでは白山比咩神は'''[[白山大権現]]'''、'''[[白山妙理権現]]'''<ref>[[#白山神社略誌]], コマ4-5(原文1-2頁)『○別稱』</ref>、または'''白山妙理菩薩'''とされ、本地仏は'''[[十一面観音]]'''とされた他<ref>[[#山の霊力]], 180頁</ref>、様々な異説があった<ref>[[#鏑木1922|白山祭神考]], コマ5-8(原文1-6頁)『第一 祭神に關する諸説の列擧』</ref>。
現在の白山比咩神社は、菊理媛神(白山比咩神)を主祭神とし<ref>[[#平凡辞典1939二巻|神道大辞典二巻]]コマ119(原本200-201頁)『シラヤマヒメジンジャ 白山比咩神社』</ref>、伊奘諾尊・伊弉冉尊も共に祀られている<ref>{{Citation |和書|author=|editor=鶴来保勝会|year=1936|month=5|title=鶴来案内|chapter=五.社寺 白山比咩神社|publisher=鶴来町役場|url={{NDLDC|1094937/19}} 国立国会図書館デジタルコレクション|ref=鶴来案内}}</ref><ref>[[#白山神社略誌]]コマ4(原本1頁)『○祭神』</ref>。

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