== バリエーション ==
本話は[[関敬吾]]『日本昔話集成』や『日本昔話大成』で「隣の爺型」の大分類のうち194番「瘤取爺」に分類され、日本全国各地の例が挙げられている本話は関敬吾『日本昔話集成』や『日本昔話大成』で「隣の爺型」の大分類のうち194番「瘤取爺」に分類され、日本全国各地の例が挙げられている<ref>{{harvnb|大島|, 1984}} [1977]、p, 1977、p. 303。</ref>。瘤をやり取りする相手が、鬼の代わりに[[天狗]]である[[柳田國男]]編「瘤ふたつ」。瘤をやり取りする相手が、鬼の代わりに天狗である柳田國男編「瘤ふたつ」<ref name="yanagita-kobufutatsu" >柳田 1941, 1934 , 「瘤二つ」</ref>や他の例もみられ。『日本の昔話』所収、155-157頁。や他の例もみられ<ref name="seki-taisei" >関 ,1978,『大成』pp. 262-270</ref>、[[アールネ・トンプソンのタイプ・インデックス|アールネ・トンプソンの分類]]は「AT 、アールネ・トンプソンの分類は「AT 503A 天狗の贈り物」である<ref name="antoni" >Antoni, Klaus (1991). [https://nirc.nanzan-u.ac.jp/nfile/1643 Momotaro (The Peach Boy) and the Spirit of Japan: Concerning the Function of a Fairy Tale in Japanese Nationalism of the Early Showa Age]. 50. 182, n19</ref><ref name="ikeda" >Ikeda, Hiroko (1971). [https://books.google.co.jp/books?id=RXnBTZK1DvgC&pg=PA273&redir_esc=y#v=onepage&q&f=false A type and motif index of Japanese folk-literature]. FF Communications 209. Helsinki: Suomalainen Tiedeakatemia. p. 128</ref>。
隣の翁は瘤を増やされるのが典型話であるが、踊り下手ゆえの顛末な例のほかに、強欲(宝物目当て)なことが裏目に出る例もある<ref name="inada-tsuukan" >稲田 & 小沢 1988「こぶ取り爺」『日本昔話通観』、77-80頁</ref>。
歌の囃子文句として、<!--「天狗、天狗、六天狗、俺も足して七天狗」-->「天狗天狗八天狗おれまでかぜれば九天狗」(岩手県[[花巻市]])「天狗天狗八天狗おれまでかぜれば九天狗」(岩手県花巻市)<ref name="oshima-p303" />、「一ボコ二ボコ三ボコ四ボコ俺も足して五ボコ」(岩手県西磐井郡大島 (1984)[[花泉町1977]])や 、p. 303。</ref>、「一ボコ二ボコ三ボコ四ボコ俺も足して五ボコ」(岩手県西磐井郡花泉町)や <ref name="oshima-p303" />{{sfn|<ref>佐々木喜善|, 1964|, p=121}}</ref>、「くるみわぱっぱ、ばあくるく、おさなげやあとの、おっかっか」などがみられる{{cn|date=<ref>2020年4月}}</ref>。
異本例には、次のようなものがみられる: