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=== 空飛ぶ豚神 ===
凌家灘文化凌家灘文化の「太陽紋様」を見るに、神としての豚は単なる「家畜的な豚」にとどまらず、鳥神のように空を飛んだり、太陽を内包している、あるいは太陽を守護したり、運んだり、場合によっては太陽をさらう、といったような性質があったとみなされていたと考える。河姆渡文化では「太陽を支える双鳥」の図があるので、この「鳥神」を「豚神」に移し替えた性質も持っていたかもしれないと考える。猪龍もそうだし、この豚鳥神も実在するものではなく、神話的な「合成神」といえる。各地に様々な氏族がいて、それぞれに動物や鳥のトーテムを有していたとすると、凌家灘文化にはそれらを合成(習合)させたり、組み替えたりして「'''新たな宗教神話体系'''」を作り出す機能があったのではないか、と考える。 この豚神は時代が下り殷周の時代になると「死者の守護神」ともされて、豚の頭骨や下顎骨が副葬品として埋葬されるようになったと考えられる。また納西族には家族の誰かが亡くなったときに家の守護神である豚の骨を村外に捨てる習慣があるといわれ、これは豚神が「災厄を背負って追放される神」でもあることを示すように思う。空を飛ぶ鳥神でもあれば天界から穀霊をもたらしてくれる神であり、また人々の供物を天界にもたらす神でもあっただろう。そして天の神が怒り祟れば、災厄を地上にもたらす神でもあったと思われる。そして、豚には食料としての意味も当然ある。凌家灘文化の「豚神」はさまざまな民族・氏族の神を習合させた神であるが故に、複雑な性質を持っていたと考える。
== 文化の連続性 ==

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