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'''ノドンス'''({{lang-en-short|Nodons}})、あるいは'''ノーデンス'''({{lang-en-short|Nodens}})は[[ケルト神話]]の医療の[[神]]である。
[[File:Roman Temple - geograph.org.uk - 1318760.jpg|thumb|right|リドニー公園のノドンス寺院跡。建てられたのは3世紀だが4世紀に一度再建されたと考えられている{{sfn|松村|2013|pages=393-394}}。]]
[[File:Roman Bath House - geograph.org.uk - 1318767.jpg|thumb|right|神殿複合体の浴場跡。ノドンスの信者は浴場で身を清めた後アバドン<ref>「近寄りがたい」という意味。アバドンに入る前に身を清める必要があったことを意味している。</ref>と呼ばれる建物で眠り、夢の中で神託を得た{{sfn|ギリー|2014|pages=20-21}}。]]
[[File:Dog of Nodens.png|thumb|発掘された犬の像。ノドンスの聖獣を意味すると考えられる。]]

==概要==
ノドンスの名は「漁師」「狩人」「捕まえる者」を意味すると考えられている{{sfn|マイヤー|2001|pages=170-171}}{{sfn|松村|2013|pages=393-394}}。マイヤーは[[ゴート語]]の"nuitan"(獲得する、手に入れる)や"nuta"(捕まえる者、漁師)を挙げている{{sfn|マイヤー|2001|pages=170-171}}。

ノドンスの信仰を示す石碑等が、[[ランカシャー]]のコッカーサンド・モス<ref>{{RIB|616}}''Deo Marti '''Nodonti''' Aurelius […]cinus sig(illum)''<br/>
{{RIB|617}}''D(eo) M(arti) '''N(odonti)''' Lucianus colleg(ae) Aprili Viatoris v(otum) s(olvit)''</ref>と[[グロスタシャー]]の{{仮リンク|リドニー公園|en|Lydney_Park}}<ref>
{{RIB|305}}''D(eo) M(arti) '''Nodonti''' Flavius Blandinus armatura v(otum) s(olvit) l(ibens) m(erito)''<br/>
{{RIB|306}}''Devo '''Nodenti''' Silvianus anilum perdedit demediam partem donavit '''Nodenti''' inter quibus nomen Seniciani nollis petmittas sanitatem donec perfera(t) usque templum '''[No-]dentis'''''<br/>
{{RIB|307}}''Pectillus votum quod promissit deo '''Nudente''' M(arti) dedit''</ref>で出土している。こうしたノドンスの信仰地においては青銅製の腕の像<ref>腕に怪我などを負った者が治癒を祈願して捧げたと考えられている。</ref>や眼科医の印象などが捧げられており、これはノドンスが医神であった事を示している。また犬の像も多数捧げられていることからノドンスの聖獣は犬であったされる{{sfn|ギリー|2014|page=20}}。犬は傷を舐めて直してくれるという信仰があり、これはノドンスの医神としての性質を表している{{sfn|松村|2013|pages=393-394}}。

ノドンスが[[アイルランド]]に伝わったものが[[ヌアザ]]、[[ウェールズ]]に伝わったものがシーズ・サウエレイントと考えられている{{sfn|マイヤー|2001|pages=170-171}}。また、[[アーサー王物語|アーサー王伝説]]における[[漁夫王]]は漁師としてのノドンスの影響があると考えられている{{sfn|松村|2013|pages=393-394}}。

{{仮リンク|ローマ的解釈|de|Interpretatio Romana}}においてノドンスは[[マールス]]と同一視されている。

==脚注==
{{reflist|2}}

==参考文献==
*{{cite|和書|last=松村|first=一男|title=神の文化史事典|publisher=白水社|isbn=4560082650|date=2013|ref=harv}}
*{{cite book|和書|last=ギリー|first=シェリダン|coauthor=ウィリアム・J・シールズ|title=イギリス宗教史 前ローマ時代から現代まで|date=2014|isbn=978-4-588-37122-6|publisher=法政大学出版局|ref=harv}}
*{{Cite book|和書|last=マイヤー|first=ベルンハルト |authorlink = :de:Bernhard Maier (Religionswissenschaftler)|translator=鶴岡真弓 平島直一郎|title=ケルト辞典 | publisher=創元社 | date =2001 |ISBN = 4-422-23004-2|ref = harv}}

{{DEFAULTSORT:のとんす}}
[[Category:ケルト神話]]
[[Category:医薬神]]
[[Category:犬]]

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