ルウィの太陽神ティワズ(Tiwaz)と同語源といわれる男性形の太陽神である。ヒッタイトでは太陽神としての性質は弱められており、「死と再生の神」であるハリシュタシと同じような機能を持っていたと思われる。ルウィのティワズと同語源の北欧神話のテュールは軍神としても現されるので、「死と再生の神」ならばメソポタミアのネルガルに近い性質もあったかもしれないと思う。ただ、完全に「冥界に住まう神」とまではみなされていなかったと考える。近い名の神は、エジプトのイシス(Rūsat)と思われる。
北欧神話の軍神テュールには、「フェンリルに腕をかみちぎられた」という、「'''月神'''」を思わせる神話があるので、シワット。ティワズも古くは月神だったかもしれないと思う。」を思わせる神話があるので、シワット・ティワズも古くは月神だったかもしれないと思う。
またカフカスの「天空の精霊神」であるワステュルジ(Uastyrdji)も名前の近い神と考える。ワステュルジの祭祀で犠牲となる雄牛は、神のものであることを示すため、その右角は祭のかなり前から切り落とされるとのことである。これも「月神」を思わせるし、テュールを連想させる。ワステュルジは乱暴者の神で、ゼラセという死者を再生させサタナという娘を得る。「死と再生の神」という点ではシワットとも一致する性質である。
総合的に考えて「死者を再生させる」という「魔術師的な性質を持つ」神なので、[[祝融型神]]のうち、伏羲型神と考える。太陽神の一柱ではあるが、月神・太陽神のいずれの性質も弱い神と考える。
おそらく、一番古い神話は、「'''首を切られた饕餮が、月神となり、生者と死者(神々)の世界の仲介役、すなわちヘルメースのような伝令神、あるいは境界の門番のような神に任ぜられた'''」というものだと思う。でも、時代が下って、この神が「太陽女神を食べて太陽神になった」とされるようになってから、性質が肥大化してしまって現在に至る気が、個人的にはする。」というものだと思う。でも、時代が下って、この神が「太陽女神を食べて太陽神になった」とされるようになってから、性質が肥大化してしまって現在に至る気が、個人的にはする。ヒッタイトでは「小さな神」だったかもしれないけれども、広く印欧語族に拡散していた神でもあって、アイスランドのクレルヴォになったり、アーサー王伝説のランスロット卿のモデルになったりとか、ジークフリートになって女性に振り回されたあげくに非業の死を遂げたりとか、北欧の戦士概念の「狂戦士」の原形になったりとか、多彩な姿を持つ神と考える。
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