神聖なるタメネ・シワの広場では、9夜連続のマロ踊り(Maro.)が開催された。踊り手はマロ踊りを螺旋を描きながら踊るのだが、中央には女たちが控えていて、清涼剤である「ベテルの実とシリーの葉」すなわちビンロウ(檳榔子(ビンロウジ))とキンマ(蒟醤(キンマ))の葉を配って渡す。ところがハイヌウェレは第二夜にはビンロウジのかわりにサンゴを渡し、第三夜に中国製磁器、第四夜により豪華な磁器、第五夜に大きな山刀(イェンゼンのドイツ語原文では単に"große Buschmesser"だが((Jensen, 1978, p455)、目次を見れば他所でParang (knife)という刀が出ており、Buschmesserである。)、第六夜に銅製のシリー入れ、第七夜に銅鑼と、だんだんと高価な品を配った。しかし人々はこれを気味悪がり、嫉妬心も働いて謀殺することに決め、第九夜の踊りの最中に彼女を生き埋めにし、踊りながらして穴を踏み鳴らし、悲鳴があがるのを歌声でかき消し、殺してしまった<ref name="nishimura1960"/><ref>吉田, 1986, pp39–40、吉田, 1992, pp143–144、sfn, 大林, 1979, pp135–137</ref>。
アメタは娘が帰らないことをいぶかり、占いを行って彼女が舞踏会で殺されたと知った。ココ椰子の葉肋を持って砂に突きさして回り、彼女が埋められる場所を突き止めた。そして彼女の両腕をのこし、それ以外の部分を細切れに刻んで広場のまわりの土地に埋めたが、それらの場所から世界に存在していなかったイモ類(ヤム芋や[[タロイモ]])が生じ、その後の人類の主食となったアメタは娘が帰らないことをいぶかり、占いを行って彼女が舞踏会で殺されたと知った。ココ椰子の葉肋を持って砂に突きさして回り、彼女が埋められる場所を突き止めた。そして彼女の両腕をのこし、それ以外の部分を細切れに刻んで広場のまわりの土地に埋めたが、それらの場所から世界に存在していなかったイモ類(ヤム芋やタロイモ)が生じ、その後の人類の主食となった<ref name="nishimura1960"/>{{sfn|大林|, 1979|p=137}}, p137、吉田, 1992, p146<ref>{{harvnb|吉田|1992|p=146}}。 肺腑からアインテ・ラトゥ・パイテ(紫色ヤム芋)。肺腑からアインテ・ラトゥ・パイテ(紫色ヤム芋); 乳房:アインテ・ババウ; 両目:アインテ・マ(生りはじめの形が目に似る); 恥部:"明るい紫色でとてもよい匂いがして美味しい、アインテ・モニという種類"; 尻:アインテ・カ・オク("外皮がかさかさ"); 両耳:アインテ・レイリエラ; 両足:アインテ・ヤサネ; 太股:アインテ・ワブブア(大型種); 頭:ウク・ヨイヨネ(タロ芋の一種)。</ref>。
異伝では、この時、ハイヌウェレの両親は「おまえ達は彼女を殺した。今やおまえ達は彼女を食べねばならぬ」と言ったという。