だから、古い長江文明では「太陽女神が行った」、とされることが、遼河文明では「太陽女神ではない高位の女神が行った」と変更される傾向が強かったのではないか。例えば、台湾の神話では、「太陽が直接赤い玉(卵)」を生む、という話があるが、これが遼河文明では「日光に感じた女神が赤い玉(卵)」を生む、というように太陽神を男性に変えた形に変更されている。ただし、太陽としての性質を失った女神も、母女神としての高い地位を保ってはいるのである。
=== 神話の二重構造 ===
朝鮮の伝承には、太陽と月が「兄妹」であるものと、「夫婦」であるものがある。前者は「兄妹が争って兄が妹を傷つけてしまう。妹は太陽になる。」というものである。後者は「[[細烏女]](せおにょ)と[[延烏朗]](よのおらん)」という「烏」の名を持つ夫婦がいて、彼らが倭(日本)に渡ってしまったら日月が消えた、という話である。
=== その他太陽女神 ===