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、 2025年1月24日 (金)
'''サートゥルヌス''' (Sāturnus) は、ローマ神話に登場する農耕神<ref name="jiten">高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』岩波書店、1960年、130頁。</ref><ref name="jiten2">マイケル・グラント、ジョン・ヘイゼル『ギリシア・ローマ神話事典』大修館書店、1988年、265頁。</ref>。
英語ではサターンであり、土星の神ともされる。ギリシア神話のクロノスと同一視され、妻は'''オプス'''ないし'''ルア'''(Lua)とされる<ref name="jiten"/><ref name="jiten2"/>。
== 概要 ==
本来はエトルリアの神であった<ref name="jiten"/>。彼を祀る神殿は、カピトーリーヌスの丘のカピトーリウムへの道路上にあった<ref name="jiten"/>。
彼の祝祭は[[サートゥルナーリア]](Sāturnālia)と呼ばれ、毎年[[12月17日]]から7日間執り行われた<ref name="jiten"/>。その間は、奴隷にも特別の自由が許された<ref name="jiten"/>。様々な贈り物が交換されたり、蝋燭が灯され、あらゆる愉快な遊びが行われた<ref name="jiten"/>。これが後の[[クリスマス]]の原型だとも言われている<ref name="jiten"/>。
== ギリシア神話との関係 ==
クロノスと同一視されたため、ゼウスに王位を奪われた後に[[イタリア]]に来たと考えられた<ref name="jiten"/>。[[カンピドリオ|カピトーリーヌスの丘]]に都市を作りサートゥルニアと呼んだとされる<ref name="jiten"/>。
そして、人々に農業やブドウの木の剪定などを教え、法を発布して黄金時代を築いたという<ref name="jiten"/>。
彼をイタリアに迎えたのは[[ヤーヌス]]だった<ref name="jiten"/>。
== 出典 ==
<references/>
== 関連項目 ==
{{EB1911 poster|Saturn (god)|サートゥルヌス}}
{{Commonscat}}
{{wikiquote|en:Saturn (mythology)}}
* [[フランシスコ・デ・ゴヤ|ゴヤ]]「[[我が子を食らうサトゥルヌス]]」/[[我が子を食らうサトゥルヌス (ルーベンス)]]
* [[SATOR AREPO TENET OPERA ROTAS]] - Sator Squareと呼ばれるラテン語の逆さから読んでも同じ文章になる[[回文]]で、遺跡などでみられる。
{{DEFAULTSORT:さとうるぬす}}
[[Category:ローマ神話]]
[[Category:農耕神]]
[[Category:時間神]]
[[Category:土星神]]