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356 バイト追加 、 2025年1月4日 (土)
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台湾のパイワン族中部パイワン群カビヤガン社の伝承。
<blockquote>昔バジという男がいた。その親指の節間と両眼とに、怪光あり。これに射られた者はみな死んだ。よって、家人が食事を与える時は、頭に布を被らせた。ある日、漢人がバジを殺して、その首を布に包んで持ち帰った。ウジジジュジで包みを開くと、その目はなお赤く光り、漢人はみなこれに射られて死んだ。バジの住んだ家の跡は未だにあるという。昔バリになった(目から光の出る)人がいた。彼が見るものは何でも死んでしまった。配下は彼を恐れて、山の中に家を作り、彼をそこへ送った。しかし、食べ物は与えていた。その費用が大変なので、バリを殺そうとした。バリは切りつけられると、怒って睨みつけたので、切りつけた本島人は死んでしまってわずかしか残らなかった。バリが死んだので、首を取って布に包み、家に持ち帰った。ところが、見物に来た人たちはみなバリの目を見ると死んでしまった。「これはいけない」ということで生き残った人々は首を川へ持って行って淵の中に入れた。それからそこは常に不吉で、そこへ行くとみな病気になるそうだ<ref>神々の物語、台湾原住民文学選5、紙村徹編、草風館、2006、p322、『番慣』第五巻ノ一、p192神々の物語、台湾原住民文学選5、紙村徹編、草風館、2006、p323、『原語』pp271-273</ref>。</blockquote>
=== 私的解説 ===

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