民話や伝承では、食物を際限なく発生させる「魔法のアイテム」が登場することがある。これを「魔法の大釜」あるいはそれに類するアイテムとして纏める。「魔法の大釜」として顕著なものはケルト神話の神ダグザの持ち物である「決して空にならない大釜(coire 民話や伝承では、食物を際限なく発生させる「魔法のアイテム」が登場することがある。これを「魔法の大釜」あるいはそれに類するアイテムとして纏める。「魔法の大釜」として顕著なものはケルト神話の神[[ダグザ]]の持ち物である「決して空にならない大釜(coire ansic)」がある。「尽きせぬ食料」は直接的な「豊穣」の象徴である。神話の上では「最高神の持ち物」に相応しい、とされたのであろう。
「魔法の大釜」系のアイテムは、貴重な品であるため、悪者から狙われることがままある。その際には「護衛」を発生させるアイテムも共に入手する場合がある。
=== テーブルクロス系 ===
ヨーロッパの民間伝承では、「大釜」の代わりにテーブルクロス類が登場することが多いように感じる。
* [http://bellis.sakura.ne.jp/k/tegalog.cgi?postid=123 つむじ風の贈り物]:テーブルクロス:ベラルーシ共和国。風の精霊より賠償品として授かる。:テーブルクロス:ベラルーシ共和国。風の精霊([[風神]])より賠償品として授かる。
* [http://bellis.sakura.ne.jp/k/tegalog.cgi?postid=29 生命の水、美の水、青春の本]:ハンカチ:ドイツ
* [http://bellis.sakura.ne.jp/k/tegalog.cgi?postid=92 豆よ、真っ二つに切ってやるぞ]:テーブルクロス:レートロマン
== 関連項目 ==
* [[伏羲]]
* [[ダグザ]]:ケルト神話で「魔法の大釜」を所有する最高神。
== 参考文献 ==
* ソヴィエト諸民族民話集、エム・ブラートフ編、未来社、1955、p35-43
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