遺跡群からは大量の初期稲作の遺構が見つかっており、これは今から8500~1万年あまり前に、昔の人がここで野生の水稲を順化させていたことを示す。最も古い炭化イネは1万年余り前のものだと確認され、出土したイネの収穫から加工、食用に至る一連の遺物から、同遺跡が世界で最も古い稲作の遺構であるとされている。また、上山文化は人類の定住の始まりを示している。
研究の結果、見つかったのは世界最古の彩色土器であり、建物は中国最古の村落のものと判断された。現地は世界最古の水稲栽培の地との結論が出された。発見された稲穂の軸は、野生の品種と人が栽培する品種の両方の特徴を持っていた。そのため、栽培されていた稲は品種選択の初期段階にあったと判断された。
上山文化では、イネやハトムギを主原料、その他の植物の塊茎(かいけい)を補助原料として酒を醸造していた。
世界最古の彩色土器の破片も発見されている。
埋葬も行われるようになった。