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; 投壺(とうこ)
: 壺射ち(つぼうち)ともいい、中国で考案されたダーツの様なもので、二人対戦で行う射的。投げ矢を壺に入れる遊戯で、奈良時代に日本に伝わり平安時代まで公家の間で行われた。所作や採点が難しかったので廃れたが、江戸時代には再び楽しまれ、[[投壺]]が起源となり[[投扇興]](とうせんきょう)が生まれたといわれる。投壺も投扇興も身分に限らず皆が熱中したので、[[町奉行所]]は度々禁止した。{{main|投壺}} 壺射ち(つぼうち)ともいい、中国で考案されたダーツの様なもので、二人対戦で行う射的。投げ矢を壺に入れる遊戯で、奈良時代に日本に伝わり平安時代まで公家の間で行われた。所作や採点が難しかったので廃れたが、江戸時代には再び楽しまれ、投壺が起源となり投扇興(とうせんきょう)が生まれたといわれる。投壺も投扇興も身分に限らず皆が熱中したので、町奉行所は度々禁止した。
; 吹き矢
: 江戸時代の祭り文化の発達と共に様々な[[露天商]]が発生したが、吹き矢もその一つで、売り台の上に円形の木製の回転する的をおき、客に吹き矢で回転する的を射抜かせる射的遊技で、的は放射状に区分けされていて、当った場所により景品の良し悪しがあった。現在でもボウガンを使った宝くじ抽せん会やテレビショウプログラムのダーツを使った景品抽選と基本的には同じである。江戸時代の祭り文化の発達と共に様々な露天商が発生したが、吹き矢もその一つで、売り台の上に円形の木製の回転する的をおき、客に吹き矢で回転する的を射抜かせる射的遊技で、的は放射状に区分けされていて、当った場所により景品の良し悪しがあった。現在でもボウガンを使った宝くじ抽せん会やテレビショウプログラムのダーツを使った景品抽選と基本的には同じである。
=== 神事や祭礼としての弓矢 ===
[[File:Yabusame_01.jpg|thumb|200px|right|流鏑馬:弓術]][[File:Kyujutsu04.jpg|thumb|200px|初期(平安初期頃)の弓術<br />左腕に「鞆(とも)」を嵌めている]]主に神道や[[古神道]]に関わるものだが、技術向上の修練であるもの、祓いとしての呪術的な側面が強いもの、弓矢を射る行為などを模式的に踊りとしての[[神楽]]にしたもの、弓矢そのものに呪詛の意味合いがあるものの4種に大別できる。主に神道や古神道に関わるものだが、技術向上の修練であるもの、祓いとしての呪術的な側面が強いもの、弓矢を射る行為などを模式的に踊りとしての神楽にしたもの、弓矢そのものに呪詛の意味合いがあるものの4種に大別できる。
==== 競技 ====
神事だが武術の向上を目的とした競技でもある。
; [[騎射]](きしゃ)・[[騎射三物]]騎射(きしゃ)・騎射三物: 古くは騎射(うまゆみ)といった。「弓は三つ物」という言葉は騎射三物のことで、「武士(もののふ)の嗜み(たしなみ)としてこの三つが大切である」という意味を指す。これは弓術のみならず[[馬術]]も兼ね備えていなければ嗜む(たしなむ)ことが出来ないからである。武芸としては[[馬上弓術]]に分類される。古くは騎射(うまゆみ)といった。「弓は三つ物」という言葉は騎射三物のことで、「武士(もののふ)の嗜み(たしなみ)としてこの三つが大切である」という意味を指す。これは弓術のみならず馬術も兼ね備えていなければ嗜む(たしなむ)ことが出来ないからである。武芸としては馬上弓術に分類される。
:* [[犬追物]](いぬおうもの)
:* [[笠懸]](かさがけ)