アングルボザ
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アングルボザまたはアングルボダ(Angrboða)は、北欧神話に登場する女巨人。
『スノッリのエッダ』第一部『ギュルヴィたぶらかし』第34章によると、彼女はヨトゥンヘイムに住んでおり、ロキとの間には巨狼フェンリル、ミズガルズの大蛇ヨルムンガンド、ヘルを生んだ[1]。ロキがアングルボザの心臓を食べる事によって生んだとする異伝もある[2]。
『バルドルの夢』においてオーディンが訪ねた巫女は、オーディンから「3人の巨人の母か」と問いかけられる。谷口幸男は「3人の巨人」をヘル、ヨルムンガンド、フェンリルと推測し、巫女がアングルボザではないかと指摘している[3]。
私的考察[編集]
朝鮮の神話にも、「女巨人」の登場する話があったように思う。
参考文献[編集]
- Wikipedia:アングルボザ(最終閲覧日:22-10-24)
- 健部伸明と怪兵隊『虚空の神々』新紀元社〈Truth in Fantasy 6〉、1990年、ISBN 978-4-915146-24-4。
- V.G.ネッケル他編『エッダ 古代北欧歌謡集』谷口幸男訳、新潮社、1973年、ISBN 978-4-10-313701-6。
関連項目[編集]
- 嫦娥:中国神話の女神。名前の子音構成がアングルボザと類似している女神。
- マーナガルム:アングルボザの娘狼。
- サラマー:インド神話で日月となった2匹の犬を生んだ女神。
- シームルグ:イラン神話の鳥神。名前の子音構成がアングルボザと類似している女神。