「オニ(鬼)」を上回る大きな種に対しては、近代以降に加わった慣習名であるが、「'''トノサマ(殿様)'''」(例:トノサマガエル〈殿様蛙〉、トノサマバッタ〈殿様飛蝗〉、トノサマゴカイ〈殿様沙蚕〉)、「'''オウサマ(王様)'''」(例:オウサマペンギン〈王様ペンギン<ref group="*">ペンギンの漢語表記として「人鳥」があるが、「王様人鳥」という表記は確認できない。</ref>〉、オウサマウニ〈王様海栗、王様海胆〉)、「'''ダイオウ(大王)'''」(例:ダイオウイカ〈大王烏賊〉、ダイオウグソクムシ〈大王具足虫〉、ダイオウキジンエビ〈大王鬼神蝦〉)、「'''コウテイ(皇帝)'''」(例:コウテイペンギン〈皇帝ペンギン<ref group="*">ペンギンの漢語表記として「人鳥」があるが、「皇帝人鳥」という表記は確認できない。</ref>〉、コウテイキホウボウ〈皇帝黄魴鮄〉)が用いられる。
なお、生物[[学名]]は[[ギリシア語]]を原則的語構成要素として[[ラテン語]]体系で[[造語]]するよう規定されているが、[[和名]]における「オニ(鬼)」とも通じる用られ方をする語として、種小名 なお、生物学名はギリシア語を原則的語構成要素としてラテン語体系で造語するよう規定されているが、和名における「オニ(鬼)」とも通じる用られ方をする語として、種小名 "{{lang|en|[[wikt:en:diabolicus|'''''diabolicus''''']]}}({{small|日本語[[wikt:音写|音写]]例(日本語音写例}}:'''ディアボリクス''')" がある<ref name="北大-露崎_Lt&El">{{Cite web |url=http://hosho.ees.hokudai.ac.jp/~tsuyu/top/dct/language-j.html |title=, 言語: ラテン語・ギリシャ語 |author=, 露崎史朗 |date= |work=, 公式ウェブサイト |publisher=[[, 北海道大学]] |accessdate=, 2019-05-18 |quote= , diabolicus 鬼の, 大きく荒々しい}}</ref>。この語には「魔の、大きく荒々しい」などといった意味があり、「魔の」という[[意訳]]はさらに日本語風に直されて「鬼の」と表されることも多い{{r|。この語には「魔の、大きく荒々しい」などといった意味があり、「魔の」という意訳はさらに日本語風に直されて「鬼の」と表されることも多い<ref>北大-露崎_Lt&El}}</ref>。
=== 事物に付く ===
; 強さの象徴として
:; '''鬼殺し'''(おにごろし)
{{Main|鬼殺し}}:: 幾つかの用法があるが、[[鬼殺し (将棋)|将棋の有名な奇襲戦法の一つ]]では「鬼をも倒せる」という売り文句からこの名が付いたといわれる。{{要出典|date=2021年5月}}幾つかの用法があるが、将棋の有名な奇襲戦法の一つでは「鬼をも倒せる」という売り文句からこの名が付いたといわれる。<sup>''(要出典, 2021年5月)''</sup>
:; '''鬼の霍乱'''(おにのかくらん)
:: 霍乱は[[日射病]]の古称。鬼のように頑丈な人が、急に体調を崩したような場合、「鬼の霍乱」と表現する。目上の人に使えば失礼にあたるので注意