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また戦や狩りに因らない弓矢もあり、小弓(こゆみ)といった。楊弓(ようきゅう)とも呼ばれ丈の短い弓であるが、ユーラーシア全般に見られた短弓とは、形状は違い弓は円弧を描くだけである。この楊弓は「座った状態」で行う、正式な弓術であった。平安時代に公家が遊興として使い、その後、江戸時代には庶民の娯楽として使用された。同じ平安時代には雀小弓(すずめこゆみ)といって子供の玩具としての弓矢があり、雀という名称は小さいことや子供を示すことだといわれる。その他には、梓弓(あずさゆみ)といわれる梓の木で作られた弓があり、神職<ref>神主、巫女などの総称。</ref> が神事や祈祷で使用する弓を指し、祭礼用の丸木弓の小弓や、御弓始めの神事などでは実際に射るものは大弓もあり、大きさや形状は様々である。梓弓のなかで梓巫女<ref>祈祷師、口寄せなどともいわれる。</ref> が呪術の道具として使用するものは小さな葛で持ち歩いたので小弓であった。
葦の矢・桃の弓 や蓬の矢・桑の弓など、それぞれが対となった弓矢があるが、祓いのための神事で使われたものである。詳しくは、[[弓矢#祓い清めを表す言葉|祓い清めを表す言葉]]を参照。や蓬の矢・桑の弓など、それぞれが対となった弓矢があるが、祓いのための神事で使われたものである。詳しくは、祓い清めを表す言葉を参照。
=== 特殊な矢 ===
: 通常の弓矢の矢を手で投げる手段。
;投げ矢
: 武器や遊興の道具([[弓矢#公家文化としての遊興|投壺]]を参照)として、投げることを前提に作られた矢。武器としては[[打根]](うちね)といって長さ三尺の小槍ほどの大きさで矢羽がついていた。武器や遊興の道具(投壺を参照)として、投げることを前提に作られた矢。武器としては打根(うちね)といって長さ三尺の小槍ほどの大きさで矢羽がついていた。
;吹き矢
: 主に江戸時代の懸け物の遊技の道具として使われた。その他には小動物の狩猟としての使用があったと考えられる。また、[[忍者]]の流派によっては[[忍術]]書に記述があることや、道具として僅かだが実物も残っているが、実際にどの程度の利用があったかは定かではない。構造は矢については[[針]]や針状に細長く加工した竹に動物の[[体毛]]や[[円錐]]に加工した紙の[[矢羽]]を矧いだもので、筒は木製で長尺の木に半円の溝を彫ったものを張り合わせた[[八角柱]]や[[円柱 (数学)|円柱]]の筒や、竹の内側を均等に加工したものや[[和紙]]を丸めたものがあり、それぞれの筒の内や外に[[漆]]を塗ったものがある。現在では吹き矢を、武道の一環として取り入れる流派や新しい武道として、嗜む者も少数ながらある。主に江戸時代の懸け物の遊技の道具として使われた。その他には小動物の狩猟としての使用があったと考えられる。また、忍者の流派によっては忍術書に記述があることや、道具として僅かだが実物も残っているが、実際にどの程度の利用があったかは定かではない。構造は矢については針や針状に細長く加工した竹に動物の体毛や円錐に加工した紙の矢羽を矧いだもので、筒は木製で長尺の木に半円の溝を彫ったものを張り合わせた八角柱や円柱の筒や、竹の内側を均等に加工したものや和紙を丸めたものがあり、それぞれの筒の内や外に漆を塗ったものがある。現在では吹き矢を、武道の一環として取り入れる流派や新しい武道として、嗜む者も少数ながらある。
; 神事や修練や非殺傷用として使用された矢
:; 鏑矢

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