後期に入ると墳墓の中に木製の棺が現れる。大汶口文化も父系氏族共同体の末期に入り階層化が進み、副葬品のない墳墓がある一方で大量の副葬品が発見される墳墓もある。土器は灰陶・黒陶が主流となり、器の厚さは薄く精巧になってゆき、黒陶や卵殻陶(卵の殻のような薄さの陶器)を特徴とする[[龍山文化]]につながってゆく。
== 私的解説・日雲山像 私的解説・日雲山像あるいは星雲山像 ==
大汶口文化では図1,2のように、「日雲山」が描かれた図が良くみられ、象徴的な図像であるようである。おそらく、「日雲山」図、とする説が多いけれども、他の異説もままあるようである。一番上に描かれた円が「太陽」を現すことは広く受け入れられているようである。それ以外はどうなのか、ということになる。