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==== アネモイ ====
ギリシア神話における風の神たちを'''アネモイ'''といい、上位に4柱、下位に4柱がある。上位のアネモイは、[[アネモイ#北風ボレアース|ボレアース]]が[[北風]]を、が北風を、[[アネモイ#西風ゼピュロス|ゼピュロス]](ゼフュロス)が[[西風]]を、(ゼフュロス)が西風を、[[アネモイ#南風ノトス|ノトス]]が[[南風]]を、が南風を、[[アネモイ#東風エウロス|エウロス]]が[[東風]]を司り、それぞれが[[季節]]や天候に関連している。下位のアネモイはもともとは怪物が東風を司り、それぞれが季節や天候に関連している。下位のアネモイはもともとは怪物[[#テューポーン|テューポーン]]によって生み出された邪悪で粗暴な嵐の精霊アネモイ・テュエライであったが、時代を経るに連れて上位のアネモイと混同されていき、[[習合]]していった。によって生み出された邪悪で粗暴な嵐の精霊アネモイ・テュエライであったが、時代を経るに連れて上位のアネモイと混同されていき、習合していった。
==== ウェンティ ====
[[ローマ神話]]における風の神たちをローマ神話における風の神たちを'''ウェンティ'''(ヴェンティ。{{lang|la|[[wikt:en:Venti|Venti]]}})といい、ギリシア神話のアネモイと同一視された。こちらも、上位に4柱、下位に4柱がある。上位のウェンティは、アクィロー(アキロン。[[wikt:en:Aquilon|Aquilo, Aquilon]])が北風を、アウステル (ヴェンティ。Venti)といい、ギリシア神話のアネモイと同一視された。こちらも、上位に4柱、下位に4柱がある。上位のウェンティは、アクィロー(アキロン。Aquilon)が北風を、アウステル ([[wikt:en:Auster#English|Auster]]) が南風を、ファウォーニウス(ファヴォーニウス、ファボニウス。[[wikt:en:Favonius|Favonius]])が西風を、ウルトゥルヌス(ヴルトゥルヌス。[[wikt:en:Vulturnus|Vulturnus]])が東風を司る。下位のウェンティも下位のアネモイと同様、元は邪悪で粗暴な嵐の精霊であったのが、同一視されたことで同じ運命を辿った。が南風を、ファウォーニウス(ファヴォーニウス、ファボニウス。Favonius)が西風を、ウルトゥルヌス(ヴルトゥルヌス。Vulturnus)が東風を司る。下位のウェンティも下位のアネモイと同様、元は邪悪で粗暴な嵐の精霊であったのが、同一視されたことで同じ運命を辿った。
=== スラブの風神 ===
==== ストリボーグ ====
{{Main|ストリボーグ|ペルーン}}
[[ファイル:Stribog (SCHLEUSING).jpg|thumb|200px|{{center|礼拝されるストリボーグ}}]]
'''ストリボーグ'''は、[[スラブ神話]]の風神。現代の研究者は風・大気・天候を司る神格と解釈しているが、詳らかにするように史料は遺っていない。[[インド・ヨーロッパ語族]]の古い神に起源があると考えられており、一説に、その名の由来は[[逆成]]の[[インド・ヨーロッパ祖語]]で「父なる神」を意味するという。ただし異説も複数ある。
=== メソアメリカの風神 ===
==== ククルカン ====
{{Main|ククルカン}}
[[ファイル:YaxchilanDivineSerpent.jpg|thumb|120px|ククルカン]]
[[マヤ神話]]の最高神である'''ククルカン'''は、[[創造神]]にして[[文化英雄]]神でもある。その名は[[ユカテコ語]]で「羽毛のある蛇」あるいは「羽の生えた蛇」の意[ [[ユカテコ語|yua]]: {{lang|yua|Kukulkan}}(=''plumed serpent, feathered serpent''、[[羽毛]]のある蛇、[[羽]]の生えた蛇)]。[[イシュムカネーとイシュピヤコック]]、および、[[フラカン]]と共に3度に亘って世界と人類を創造してきた。人類に[[文明]]を授けたと伝えられ、[[アステカ神話]]の[[ケツァルコアトル]]と同一神とされる。[[四元素]]([[火]]・[[水]]・[[大地]]・[[大気]]/[[風]])を司る。
==== フラカン ====
{{Main|フラカン}}
風・嵐・火などを司る'''フラカン'''は、ククルカンらと共に世界を3度に亘って創造したマヤ神話の神の一柱である。[[創造神話|世界を創った]]際、人類に[[知恵]]が無く神をないがしろにしたため、怒ったフルカンが暴風雨を巻き起こし、[[大洪水]]によって人類を滅ぼしてしまったことがある。その後あらためて[[トウモロコシ|玉蜀黍({{small|とうもろこし}})]]から人類を創造し直したが、今度は神にも等しい能力を持っていたため、フラカンはこれを好まず、人間の眼に息を吹きかけた。すると、人間の眼は曇り、地上の一部しか見えなくなってしまった。<!--※英語 "hurricane" の語源になったというのは出典不明ですので、現状では記載に値しません。記載するとしても該当項目の本文のほうであり、現状のような一文のみでは逆に言葉足らず。大した説ではなくタイノ語起源説が有力であることを理論立てて記す必要があり、その意味でこちらに記すのでは長文になりすぎる。-->

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