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'''黄帝'''(こうてい)は、神話伝説上では、三皇の治世を継ぎ、中国を統治した五帝の最初の帝であるとされる。また、三皇のうちに数えられることもある。本来は「皇帝」と表記されたが戦国時代末期に五行思想の影響で「黄帝」と表記されるようになった<ref>松村一男他編『神の文化史事典』白水社、2013年、232頁。</ref><ref>『道教事典』平河出版社、1994年、152頁。</ref>。
== 概要 ==
漢代に司馬遷によって著された歴史書『史記』や『国語・晋語』によると、少典の子、姫水のほとりに生まれたことに因んで姓は'''姫姓'''、氏は'''軒轅'''氏、または帝鴻氏とも呼ばれ、『山海経』に登場する怪神帝鴻(帝江)と同一のものとする説もある。[[蚩尤]]を討って諸侯の人望を集め、[[炎帝神農|神農氏]]に代わって帝となった。『史記』はその治世を、従わない者を次々に討ち、道を開いて、後世の春秋戦国時代に中国とされる領域をすみずみまで統治した開国の帝王の時代として描く。少昊・昌意・姫揮らの父。
==黄帝故里==
[[河南省]][[鄭州市]]は黄帝の故郷とされており、市内には黄帝をたたえる公園「黄帝故里」が整備されている。黄帝故里では、中国のほぼ全ての[[姓氏]]を黄帝の直系の子孫と捉え、建築物で表現するなど大掛かりな施設となっている<ref>{{Cite web |date=2020-10-25 |url=http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/10/23/2020102380151.html?ent_rank_news |title=朝鮮族など中国56民族は同じ祖先?東北アジア歴史財団が学術大会開催 |publisher=朝鮮日報 |accessdate=2020-10-24}}</ref>。毎年4月18日には参拝祭典が行われており、2018年の例では40以上の国や地域から約1万人の華人や華僑のほか、同姓の血縁組織、同郷会などの代表が出席して式典が行われた<ref>{{Cite web |date=2018-04-26|url=https://www.afpbb.com/articles/-/3172501 |title=中華文明と先端技術の組み合わせ 伝統の「黄帝」まつる式典に顔認証導入 |publisher= |accessdate=2020-10-24}}</ref>。 == 脚注 =={{脚注ヘルプ}}<references />
== 関連項目 ==
{{commonscat|Yellow Emperor}}* [[黄帝内経怪物退治]]* [[黄帝陵有熊氏]]
* [[道教]]
;その他
* [[ユンケル黄帝液怪物退治]]
*[[華胥]]
* [[太和殿]] - 元々玉座の上に'''軒轅鏡'''と呼ばれる鉄球があった。王位にふさわしくない者の上に落ちるとされた。
* {{仮リンク|軒轅剣|zh|軒轅劍}} - 黄帝所有の剣
* {{仮リンク|烏号|zh|烏号}} -中国の神話伝承における黄帝の弓。名前の意味は「むせび泣き」。神話では、黄帝がお供70余人(72人とも)と神竜にのって昇天するのを人々が嘆きおしみ、 竜のひげにとりすがった者もいたがバラバラ地上に落ちた。黄帝はその心根を哀れに思い愛用の弓を落としていった。 人々はいつまでも弓をかきいだいて悲しみの涙にむせんだので その弓を「烏号」と呼んだ。
 
== 参照 ==
<references />
{{DEFAULTSORT:こうてい}}
[[Category:中国神話]]

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