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42 バイト追加 、 2022年4月17日 (日) 01:04
== 私的解説 ==
これは、原始的な'''父系の社会身分秩序'''を投影した物語といえる。人間を中心とした世界は'''樹木'''に例えられ、頂上には'''鳥'''が留まる。枝には猿などがいて、木の実もなる。地面に近いところには、馬や豚といった動物、樹木以外の植物(穀物)があり、樹木の根元には蛇が住む。また土中には'''芋類'''がなる。これを人間の身分秩序になぞらえて、上にいる鳥が'''長兄'''、土中の芋が'''末弟'''となる。長兄は下位の身分のもの、すなわち、魔や豚と言った家畜を利用し、穀物を食べ、芋類も食べる。すなわち、人になぞらえると、となり、下へ行くほど身分は低くなる。長兄は下位の身分のもの、すなわち、馬や豚と言った家畜を利用し、穀物を食べ、芋類も食べる。すなわち、人になぞらえると、'''最高位の身分の者(兄)が、その下の身分の者(弟たち)を搾取して食い潰す'''、という構造を示す。この構造が、「'''世界樹'''」という秩序があり、その頂点に君臨する'''鳥'''が世界を支配する、という思想となる。すなわち、世界樹とか、天の神々といった神話を持つ人々は全て、搾取を目的とした父系の身分秩序社会に属する人々、ということになる。父系の文化の源流が良渚文化にあるとすれば、オーストロネシア語族の「序列殺人」の民話や神話は、良渚文化にあると思われる。

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