「'''こうして生まれ変わらせてあげたのだから、祟らないでください'''」
という趣旨の祭祀と思われる。疫病神を生まれ変わらせたら逆に祟るのでは? と思うのだけれども、これが祖神の「彦神別神」でもあるので、慰撫した後にどこかに捨てに行こう、とかそういう発想はよくよく乏しいように思う。おそらく祭神の武水別命は、元は出早雄命かあるいは速瓢神といって、水神でもある犬神だったと思われる。という趣旨の祭祀と思われる。疫病神を生まれ変わらせたら逆に祟るのでは? と思うのだけれども、これが祖神の「彦神別神」でもあるので、慰撫した後にどこかに捨てに行こう、とかそういう発想はよくよく乏しいように思う。おそらく祭神の武水別命は、元は出早雄命かあるいは速瓢神といって、水神でもある犬神だったと思われる。水波女命を祭神とすれば、これは 「疫病神を生むために殺された女神」 となるので、趣旨としては犀龍と同じ女神といえる。聖山で燃やしていた薪が、正確には「何の薪」だったのかは分からない。柴などの薪であれば、犬神とその妻をばらして焼く火であったと思われる。小泉小太郎の伝承の通り、もし'''萩の薪'''だったりしたら「彦神別神」を頂く犀川西岸の金刺氏に対する嫌がらせといえる。聖山は犀川の東側にあって、古代においては東信の文化圏に入るので、山で何を燃やしたのかは気になるところである。
== 参考文献 ==