差分

ナビゲーションに移動 検索に移動
609 バイト追加 、 2024年11月2日 (土)
'''「祝融・共工型」の神話の前に、「共工がジャムシード王に相当する王を倒した、その共工を祝融が倒した。」という伝承があった'''
のではないだろうか。その古い形式をイランの伝承は残しているのだと考える。ブリテンのベーオウルフの伝承も2部性になっている。のではないだろうか。その古い形式をイランの伝承は残しているのだと考える。ブリテンのベーオウルフの伝承も2部性になっている。ベーオウルフは巨人のグレンテルを倒し、その後ドラゴンと相打ちになっている。
余談だが、ニベルング族のシグルズは、竜蛇神としてはファーブニルを倒すが、人間のグンテルとは義兄弟になる。グンテルとグレンデルはインド神話の「'''インドラ'''」に相当する名前と考える。シグルズの名はヴァーユ系の名ではなく、メソポタミアのシャマシュ、フルリの太陽神シメギ(Shimegi)に近い名のように思う。もっと広く見れば、インド神話のスーリヤに近い名なのではないだろうか。英雄の名が「スーリヤ」に近いときは、インドラに似た名のグンテルと良好な関係なのに、ベーオウルフになると、巨人のグレンデルと対立するのは興味深い。ベーオウルフはパパイオスというスキタイの主神に近い名だと思う。すなわち、インド・イラン神話ではヴァルナに相当する。ヴァルナに近い名になると、インドラ(グレンデル)と対立的になるのは、アスラとデーヴァの対立関係と相関がある。シグルズの伝承がインド系よりの話とすれば、ベーオウルフはイラン系よりの話といえる。
 だから、まず、そして、'''ヴァハグンやシグルズが倒したのも、本来は「タクシャカ系の神」だったのではないだろうか'''、と思うのだ。Wikipediaによれば、いわゆる「アーリア系」と呼ばれる人々が、と思う。Wikipediaによれば、いわゆる「アーリア系」と呼ばれる人々が
インド方面で確認できるのは'''紀元前2000年期'''とのことなので、その頃はまだイラン型の「'''2段階で神殺しが行われる'''」という伝承のみしか存在しなかったと思われる。
北欧神話の主神オーディンに顕著なのだが、オーディンは巨人ユミル(Ymir)を倒すし、大蛇のヨルムンガンド(Jörmungandr)と対峙する。ヨルムンガンドを倒すのは雷神トールなので、ヨルムンガンドの方は、ヴリトラを倒すインドラ、と構図が似ているのだけれども、こちらはジャムシード王と蛇神が習合してしまって伝承が大きく崩れているのが分かる。インド神話のヤマは、「死んだ」とはされているけれども、誰かに殺されたのかは明らかにされていない。なので、北欧神話は伝承の変形が著しい、といえる。そして、こんな逸話がある。また、こんな逸話がある。

案内メニュー