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* 明笛(みんてき)- 明楽に用いる竹製の横笛。明楽は1629年に日本に入った明朝の音楽で一時京都の上流社会で大流行した。吹き口から先の頭部が細く、指孔は6個で吹き口と指孔の間に竹紙(竹の内側の皮)を張るための響孔があるのが特徴。清楽の流入とともに清笛にとって替わられた。また、清笛を含めて明笛ともいう。日本の祭囃子に用いられる6孔の篠笛の中には、明笛あるいは清笛が簡素化したと思われるものもある。
* 清笛(しんてき)- 清楽に用いる竹製の横笛。清楽は文化文政の幕末に入った清朝の音楽で世俗に流行し、明清楽とも言われるようになった。形状は明笛とほぼ同じで律は異なる。明笛とあまり区別されない。日清戦争に際して明清楽は制限されたが、明笛(清笛)は長音階になっていることから大正時代まで青少年に愛奏された。
*[[]] - 雅楽で用いられる。「笙の笛」ともいう。子守唄の歌詞に「でんでん太鼓に笙の笛」というものがあるが笙は市井の楽器ではないためこれは別のものを指すと考えられる。*[[竽]](う)竽(う)- [[奈良時代]]に中国から伝わった竹製の楽器。大型の笙で、笙より1オクターブ低く雅楽に用いられたが、平安中期に廃れた。竽の笛ともいう。奈良時代に中国から伝わった竹製の楽器。大型の笙で、笙より1オクターブ低く雅楽に用いられたが、平安中期に廃れた。竽の笛ともいう。*[[簫]](しょう)簫(しょう)- 中国の竹製縦笛。竹管一本で指孔のあるものを洞簫(どうしょう)、指孔なしで長短数本を一組にしたパンパイプ型のものを排簫(はいしょう)と呼ぶ。*[[尺八]] - [[マダケ|真竹]]で作られた、長さ約54真竹で作られた、長さ約54.5cm(一尺八寸)の縦笛。用途によって、より長いものや短いものも使用される。雅楽の尺八に由来するとされるが、詳細は明らかでない。江戸時代に[[虚無僧]]によって全国に広まり、[[明治維新]]で虚無僧が廃止されると民間へも普及した。古典本曲(独奏・重奏曲)、[[三曲合奏]]、[[民謡]]の伴奏などに用いられている。現在は、真竹の根元を用い、管内に[[漆]]などの「地」(じ)を塗り重ねる内径調整によって調律されたものが一般的であるが、内径加工を行わない「地無し管」も愛好されている。5cm(一尺八寸)の縦笛。用途によって、より長いものや短いものも使用される。雅楽の尺八に由来するとされるが、詳細は明らかでない。江戸時代に虚無僧によって全国に広まり、明治維新で虚無僧が廃止されると民間へも普及した。古典本曲(独奏・重奏曲)、三曲合奏、民謡の伴奏などに用いられている。現在は、真竹の根元を用い、管内に漆などの「地」(じ)を塗り重ねる内径調整によって調律されたものが一般的であるが、内径加工を行わない「地無し管」も愛好されている。
*[[一節切]](ひとよぎり)- 長さ約34cmで管の中央に節が一つある真竹製の縦笛。「一節切尺八」とも呼ばれ、尺八と相互に影響があったと思われる。
*天吹(てんぷく)- [[薩摩国|薩摩]]地方に伝わる一節切に似た[[ホテイチク|布袋竹]]製の縦笛。

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