出雲国伊農郷には「[[赤衾伊農意保須美比古佐和氣能命]](あかふすまいぬおおすみひこさわきのみこと)」という男性形の犬神がいるとされる。おそらく彼の父神として「'''赤衾伊農意保須美比古佐能命'''」という神がいたと思われ、これは父神の「[[八束水臣津野命]]」の別名と考える。神話の上では明確にされていないが、おそらく[[八束水臣津野命]]も「犬神」であり、出雲国伊農郷に息子神、尾張国稲生町に'''娘神'''が祀られていると考える。全てが「犬神」の「犬神一家」であり、父と娘には「'''川を治める'''」という性質が持たされていたように思う。
この父娘が台湾ルカイ族の伝承の牝犬と、霊犬プヌグに相当すると考える。この父娘が台湾ルカイ族の伝承の牝犬と、霊犬プヌグに相当すると考える。ところで、彼女とスアブとの関連はどうなるのだろうか。 === 大蛇を退治した娘・捜神記 ===捜神記に、以下のような話がある。<blockquote>東越の国の山中の洞窟に巨大な大蛇が住み着いていた。大蛇は誰かの夢に現れたり、巫祝を通じて、十二、三才の少女を食べたいと要求した。大蛇による死者があまりに多く、手のほどこしようがないので、奴隷の生んだ娘や罪人の娘を探し出しては養育し、八月一日の祭の日に蛇の穴の入り口まで送っていった。そうすると大蛇は娘を飲み込んでしまうのだ。</blockquote>
== 伊奴神社 ==