愛媛県上浮穴郡久万高原町には、鵺の正体は'''頼政の母'''だという伝説もある。かつて平家全盛の時代、頼政の母が故郷のこの地に隠れ住んでおり、山間部の赤蔵ヶ池という池で、息子の武運と源氏再興をこの池の主の龍神に祈ったところ、祈祷と平家への'''憎悪'''により母の体が鵺と化し、京都へ飛んで行った。母の化身した鵺は天皇を病気にさせた上、自身を息子・頼政に退治させることで手柄を上げさせたのである。頼政の矢に貫かれた鵺は赤蔵ヶ池に舞い戻って池の主となったものの、矢傷がもとで命を落としたという<ref>村上, 2008, p337</ref>。
討った鵺の死体が4つに裂けて各地に飛び散って犬神になった、という伝承もあるref討った鵺の死体が4つに裂けて各地に飛び散って犬神になった、という伝承もある<ref>喜田貞吉, 山田野理夫補, 憑物, 1975, 宝文館出版, ncid:BN02663117, p192</ref><ref>なお、この場合は、犬神、蛇神、猿神の起源として語られる鵺は「頭がサル、体が犬、尾が蛇」の妖怪であり、通常の描写とは若干異なる。</ref>。
=== 私的解説 ===