==== ジャについて ====
伝承では「蠱」の原料のように扱われている。一般的な「蠱毒」の原料は「虫などを戦わせて最後に生き残ったもの」とされているが、「'''蛇の臍の緒'''」とは、一般的な蠱毒の原料とはやや趣が異なるように感じる。(もっとも「蛇の臍の緒」の霊が、どのような虫霊よりも強い、という意味合いは含むかもしれないが、そのまま原料に使うのであれば「不戦勝」で原料となったように受け取れる話の内容である。)
アボリジニの[[エインガナ]]という虹蛇女神は、支配したい人々を飲み込んでから放し、'''紐'''をくくりつけて
:'''「おまえたちみんながわたしの言うことを聞き、わたしの指示を守るというのが、わたしの意思である<ref name= Eingana/>」'''
と述べたとのことである。「'''蛇の臍の緒'''」の霊とは、支配したい相手を自らの「'''子'''」として、「'''母である自分'''」の支配下に置くために、自分とつなぐ霊的な「'''臍の緒'''」のことなのではないだろうか。支配したい相手の霊と、「'''蛇の臍の緒'''」の霊を、自らをかたどった「壺」の中にいったん閉じ込めて、外に出す(子として生み出す)という作業を行うことで、相手を支配下に置く、という呪術である。
だから、元々は女性が行う呪術なのだけれども、これを男性に置き換えようとして、「'''食べたものを吐き出す男神'''」ができあがったのではないだろうか。ギリシア神話のクロノス、ローマ神話のサートゥルヌスなどである。
=== 私的考察・ノンニュウ他について ===