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6 バイト追加 、 2024年12月25日 (水) 23:34
出雲には「加夜社」、「阿太加夜神社」という神社があり、こちらの神は'''阿陀加夜怒志'''と'''多岐吉比売命'''と思われる。'''阿陀加夜怒志'''とは「'''天の輝く夜の主'''」という意味と管理人は考える。'''多岐吉比売命'''の方は大国主命の妻神である多紀理毘売と同じ神と考えるので'''阿陀加夜怒志'''とは大国主命のことと思われるのだが、大国主命が天に関わる神だとは聞いたことがない。一方、天若日子を大国主命と同じ神とした場合、死後天に昇るのは'''天若日子の方'''である。天には'''[[天津甕星]]'''という悪神がいたとされる。'''[[天津甕星]]'''が'''阿陀加夜怒志'''と同じ神であるならば、天若日子は死後天に昇って、そこでも神々に逆らい誅しなければならない'''[[天津甕星]]'''という星神になったのではないだろうか。これが「加夜の神」であり、「蚊野の神」のことと考える。要は
彦坐王 → 大国主命 → 天若日子 → 天津甕星 → 阿陀加夜怒志 → 蚊野の神彦坐王 → (大国主命) → 天若日子 → 天津甕星 → 阿陀加夜怒志 → 蚊野の神
となって連続性があり、近江の安孫子氏、蚊野氏は、「'''彦坐王であり天若日子であった者の子孫'''」を称しているのではないだろうか。そもそも畿内を最初に開拓したのは大国主命とされていたのだろうから、彦坐王とは国家の形態を整えていく中で、大国主命を皇室の系譜の中に取り入れた存在のことなのではないだろうか。'''彦坐王の子孫が天若日子を祀るのは、天若日子が彦坐王でもあるから'''なのだ、と考える。'''彦坐王'''とは、'''英雄であり、祖神となるための大国主命の別の姿'''なのだろう。

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