[[ファイル:torise3.jpg|thumb|300px|'''[[良渚文化]]'''の玉鳥(反山遺跡17号墓出土)<ref>[http://www.peoplechina.com.cn/zhuanti/2010-02/23/content_248040.htm 良渚(上) 玉器文化の宝庫]、長江文明を訪ねて、丘桓興=文 劉世昭=写真、人民中国インタ-ネット版(最終閲覧日:22-12-05)</ref>]]
[[File:The Demon Omatsu Kills Shirosaburo in the Ford LACMA M.84.31.276a-b.jpg|thumb|right|300px|月岡芳年「新撰東錦絵・鬼神於松四郎三朗を害す図」]]
'''鬼神のお松'''(きじんのおまつ)は、歌舞伎・読本・錦絵などで石川五右衛門、自来也と並び、「日本三大盗賊」として描かれる女盗賊<ref>アスペクト編集部『巨石巡礼』 アスペクト、2011年。ISBN 9784757218734、p.42-43</ref>。根本資料が乏しく、架空の人物と考えられている<ref name="denkidensetu">田井友季子『日本伝奇伝説大辞典』角川書店 1986年、ISBN 4040313003、pp.293-294.</ref><ref>おそらく長野県長野市鬼無里の「鬼女紅葉」の関東・東北版というかクローンのような存在と考える。</ref>。
== 私的解説 ==
「お松」というのは名前からみて、「[[松浦佐用姫]]」が民間伝承化したものと思われる。「夫と不幸な形で別れる」という点が一致している。「鬼女」としての伝承は千葉県から青森県まで、要は北関東から東北にかけて分布しているようである。」が民間伝承化したものと思われる。「夫と不幸な形で別れる」という点が一致している。「鬼女」としての伝承は千葉県から青森県まで、要は北関東から東北にかけて分布しているようである。おそらく長野県長野市鬼無里の「鬼女紅葉」の関東・東北版というかクローンのような存在と考える。
伝説の内容は、「お松」という女性が、亡夫の仇打ちをするけれども、仇討ち相手の息子に彼女もまた討たれてしまう、というもの。父親の髑髏を抱いて寝る、というのは、彼女が父親から何らかの財産を受け取ったという「天照大御神」の伝承の類話でもあるし、彼女が父親を殺して食べてしまった神話の変形でもあると考える。