差分

ナビゲーションに移動 検索に移動
編集の要約なし
[[ミャオ族]]の伝承の中には「ポ・トゥン」という森に住む恐ろしい老婆(日本でいうところの山姥)のような女性が登場する。
=== 双体のポ・トゥン ===
ポ・トゥンとは、子音的にヴリトラ、[[魃]]に類する神と考える。[[ミャオ族]]では老婆としているので、女神の一種である。この老婆は「善良な老夫婦の家の豚小屋を半分燃やし、'''男の大工に化けて'''、小屋を直すふりをして秘密の抜け穴の工事をし、そこから子豚を盗んで食べた。そのため老夫婦に退治されてしまった。」という伝承を持つ<ref>やまうば、苗族民話集、村松一弥編訳、平凡社、東洋文庫260、p363-367</ref>。「'''男の大工に化けて'''」という点から、単独の女神というよりは、男女双体の神だったと考えられる。老夫婦にとって、豚は自分自身と同じも同然の大事な財産であるし、「小屋を燃やす」という行為は、クーポゥ老人が行った「竜を燃やして退治し食べた」行為と、「火の性質を持つ神」の行為として共通性があるように思う。誰か男女二人が「人間を燃やして殺して食べた」という話が、竜船祭では[[クーポゥ]]老人と竜の話として語られ、ポ・トゥンの話ではポ・トゥンと子豚の話として語られているだけで、この2つの話は「元は同じ伝承」であり、[[クーポゥ]]老人と、ポ・トゥンは元は「'''同じもの'''」だったと考える。

案内メニュー