「器」は、母なる神の一部であり、そこに祖先の霊を留める依り代であり、祖霊にわずかな供物を捧げるかわりに、多くの豊穣を求める媒介でもあった。まず、「器」とは豊穣を「生み出す」媒介だったと考える。台湾原住民のパイワン族の伝承には、太陽が壺の中に卵を生んで、そこから人類が発生したとか、太陽光線が壺に当たって、壺が割れて人類が発生した、というものがある。壺は「母なる神」として「太陽の霊」を人類に化生させる媒介とも考えられていた。それが現実の具体的な「器信仰」となる場合には、「母なる神」が子孫である人類のために、何か役にたつものや「守護する神の力」などを増やして送ってくれる媒介でもある、とされたのだろう。
== 作法 ==
蠱毒の作法を見ると、「'''何かを入れた後、器に蓋をして、しばらくの期間放置し、霊的なものを含め別の何かを得る'''」となっている。これは「'''酒の醸造'''」を模したものではないだろうか。
史記には、夏の初代国王の'''[[禹]]'''のころ、儀狄(ぎてき)が酒を発明した、とある<ref>[https://www.sake-kaitori.jp/textbook/textbook-2696/ 歴史に残っている中国酒の誕生秘話やその種類と文化]、ネオプライス(2018-05-31)(最終閲覧日:26-03-16)</ref>。
== 概要 ==