かつて、日本統治時代の初期は、'''ツァリセン族'''(Tsarisen)とも呼ばれたが、その中には一部のパイワン族(ラバル社およびブツル社)も含まれていた。その後、民族学者らの研究により、言語や風習、帰属意識などをもとに名称を改め、分離されることになった。「ツァリセン<ref>ローマ字ではtsarisenまたはcalisianとなり、ルカイおよび近隣のパイワンにおいて似た言葉が共通に使われていた。</ref>」とは「山の坂に住む人」を意味する呼称である。
== 大洪水を治める犬神 ==
<blockquote>海が増し来て人々は逃げ、山にいった。祖先のスアブが来て「自分が増水させた。自分は人身御供を求める。」と言ったので人を牲に捧げた。スアブは水を取り除いたが、わずかに残った。残った水を'''牝犬'''が飲んだが、全て飲むことはできなかった。牡犬が来て、全て飲み干した<ref>[[ルカイ族]]下三社群マガ社、神々の物語、台湾原住民文学選5、神村徹編、草風館、2006年8月1日出版、p96-97</ref>。</blockquote>
== 犬祖の伝承 ==