黒彦神社の現在の祭神は、天照皇大神、倭伊波礼彦命(神武天皇)、建御名方神である。地元の伝承では'''黒彦'''とは、大泊瀬皇子(おおはつせのみこ)と呼ばれた5世紀の雄略(ゆうりゃく)天皇の兄のことだそうだ。地元の伝承では、'''天皇の地位をめぐる争いに敗れた黒彦王が当地に逃れて'''きて地名になった、とのこと。ただ、日本書紀には、黒彦王は殺害されたとある、とのことである<ref>[https://www.sarashinado.com/2015/02/11/241/ 更旅241・黒彦と長谷寺の白助はさらしなの兄弟?]、さらしな堂(最終閲覧日:24-12-26)</ref>。
==== 私的解説 ====
台湾の伝承では先夫である「[[ブタ|豚]]」が[[太昊型神]]、'''前世優先型'''、「[[イヌ|犬]]」が[[非太昊型神]]である。一般的には息子神は[[イヌ|犬]]のトーテムで表されることがある([[伏羲]]、[[グミヤー]]など)ので息子は「[[イヌ|犬]]の子」とすることが正しいと考えるが、本伝承では[[ブタ|豚]]神の子であることが強調される。これはおそらく息子神が[[ブタ|豚]]神の「生まれ変わり」と考えられていたことから、「直の息子」と変更されたのだろう。息子神が「生まれ変わり」であるという設定は省かれ、息子が復讐のために母親を殺すことは、本伝承ではない。