差分

ナビゲーションに移動 検索に移動
511 バイト追加 、 2026年3月10日 (火)
# 種は東から川を辿ってやってきた<ref>創世神話と王権神話、アジアの視点から、鈴木正祟、p115</ref>。
穀霊とは、どこかから「盗んで来るもの」、あるいはなにがしかの「大きなもの」を壊して手に入れるもの、という2つの説があることが分かる。後者の方が話は簡単で、「老婆」とはそのままチャンヤン神話の「ニュウシャン(婆神)([[吊された女神]])」であり、彼女は「種の家」を焼いてしまったけれども、その「'''核'''となる'''大きな穀物'''([[燃やされた女神]]の死体)」ともいうべきものは持っていた、と解すべきであろう。そこから穀物を取り出した、という話は、アボリジニの虹蛇[[エインガナ]]の出産や、バビロニア神話のティアマトの殺害の類話であると考える。グローバル的には日本の[[大宜都比売]]の神話のように女神は男神に殺された、という話が多いのだが、女神が女神を殺すパターンの神話もある。そのパターンをよくよく優しくしたものが朝鮮神話の「[[熊女]]対虎女」の伝承と考える。対虎女」の伝承と考える。「老婆」は自分が殺した女神を穀物に化生させて所有していたのだが、老婆自身もいずことなく消えてしまう。それは老婆自身が「[[吊された女神]]」であって、彼女も殺されてしまうからなのだが、その点はチャンヤン神話と同様'''省かれて'''いる。こうして手に入れた穀霊で、元は女性であるから「女神」なのである。そして先祖でもあるから「祖霊」なのではないだろうか。
== 世界の創造 ==

案内メニュー