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またこのようなことが可能となった背景には、記紀神話の編纂に関わった政府の中枢、すなわち天武天皇、持統天皇、高市皇子、藤原不比等といった人々が、伊勢神宮の体制を整える際に、海部氏に非公式に強力にてこ入れした、ということがあったのではないかと考える。[[天照大御神]]を皇祖神として採用した人々は、本音では海部氏の神話を残すべき、人身御供を求める神話は可能な限り抑制すべきと望んでいたのではないだろうか。
 
== 余談・籠神社と真名井神社 ==
=== 真名井神社 ===
祭神である[[豊受大神]]が「留守中」の社であり、丹後の籠神社の奥の宮とされる。こちらの「籠目紋」がユダヤの「ダビデの星」に由来するのではないか、と一時期「日ユ同祖論」で話題になったことがあるように思う。この神社の別名に「天𠮷葛宮」とあり、「葛」とは古代の日本で「桂」のことを指すので「天の桂」とは完全に「月」のことといえる。また眞名井原縁起に「ここ眞名井原は、天上において、日の神天照大神と、月の神豊受大神が、密かに結ばれた契りを尊くもこの地上において化現された霊跡である。」とあるそうで、豊受大神は「月の女神」とされているので、「月の桂の木」が豊受大神のことでもあるとかなり分かりやすく明確にされているように思う。「密かに結ばれた契り」とは「母娘の契り」ということを指すのではないか、と思います。一応記紀神話との整合性を考えて、こちらの母子関係は「密かに隠している」ものと考える。
 
=== 籠神社 ===
籠神社の名前の由来は、祭神である彦火明命が竹で編んだ籠船に乗って、海神の宮に行ったという故事による、とのことだが、これは一種の浦島譚なので、海部氏の神話には、彦火明命、倭直、浦嶋子と3人の「浦島太郎」がいるように感じられる。でも、この海洋民族的な神話は、いわゆる「洪水神話」の変形であって、起源はミャオ族のバロンとダロンがカボチャの中に入って、洪水を逃れた、という話に由来するように思う。「竹」とは[[大渓文化]]で庶民階級を示すトーテムのように思うので、「竹籠」とは「桂の女神」である豊受大神の別の姿であり、「彦火明命(と妻である天道日女命)の母神」のトーテムでもあると考える。別にこんな差別的なトーテムを律儀に維持せずとも、西洋の同族が述べるように「天道日女命はカボチャの馬車に乗って幸せな結婚をした」という話を残せたら良かったのに、と思う。籠神社の由来譚は、シンデレラ(ダヌ女神が変化した名と考える)まで含めて広く類話が世界各地に見られる、といえる古い神話である。
== 参考文献 ==

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