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15 バイト追加 、 2024年12月5日 (木) 18:54
現世パート2には、それまで登場していた楓香樹が登場しない。その代わり、'''竹'''がチャンヤンに助言を与えて、妹との結婚を後押ししてくれる。[[バロン]]・[[ダロン]]神話で[[アペ・コペン]]が担っていた役割を今度は'''竹'''が担っている。これは一種の「'''植物始祖神話'''」だし、楓香樹ではなく竹が先祖、といえる。[[イ族]]に竹の始祖神話があるので、その話が混じってしまっているように感じる。日本にも竹から生まれたかぐや姫の伝承がある。
竹を燃やすことで、それまで話すことができなかった人類が話すことができるようになった、のは良いのだが、誰か重要な先祖を「'''竹になぞらえて焼き殺してしまった'''」のではないか、とうかがえる伝承であると思う。現世パート1で「種の家」が焼かれてしまったのと同じことを意味する伝承が、ここでもう1回語られているように思う<refgroup="私注">しかし、竹に相談事をしたりしているのに、その一方で平気で燃やしてしまったりしている点については、やや「'''虫が良すぎるのではないか'''」という感がする。植物を擬人化するのではなく、'''人間を擬植物化'''して、話の残酷さを軽減し、人間が人間を殺すことについての良心の抵抗を減じさせるような神話は、個人的な感想ではあるが、管理人があまり好むところではない。</ref>。
== 私的注釈 ==

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