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、 2022年12月2日 (金) 18:52
'''金星'''(きんせい、Venus、Venus)は、太陽系で太陽に近い方から2番目の惑星。また、地球にもっとも近い公転軌道を持つ惑星である。
[[地球型惑星]]であり、太陽系内で大きさと平均密度がもっとも[[地球]]に似た惑星であるため、「地球の姉妹惑星」と表現されることがある{{R|ng20140620}}。また、太陽系の惑星の中で最も真円に近い公転軌道を持っている。地球から見ると、金星は明け方と夕方にのみ観測でき、[[太陽]]、[[月]]に次いで明るく見える[[天体|星]]であることから、明け方に見えるものを「'''明けの明星'''」、夕方に見えるものを「'''宵の明星'''」という。
== 人類との関連 ==
=== 歴史と神話 ===
[[ファイル:Venustransit 2004-06-08 07-49.jpg|thumb|200px|[[金星の太陽面通過]]]]
欧米では明けの明星の何にも勝る輝きを[[ローマ神話]]の美と愛の女神[[ウェヌス]](ヴィーナス、[[ギリシャ]]の[[アプロディーテー]])に例え、その名で呼んでいる。[[メソポタミア]]でその美しさ(明るさ)ゆえに[[美]]の女神[[イシュタル]]([[アッカド語]])、[[イナンナ]]([[シュメール語]])の名を得て以来、[[世界]]各地で金星の名前には女性名が当てられていることが多い。
[[日本]]でも古くから知られており、[[日本書紀]]に出てくる[[天津甕星]](あまつみかぼし)、別名香香背男(かがせお)と言う[[星神]]は、金星を[[神格化]]した[[神]]とされている。時代が下って、[[平安時代]]には宵の明星を「夕星(ゆうづつ / ゆうつづ)」と呼んでいた。[[清少納言]]の[[随筆]]「[[枕草子]]」第254段「星は[[プレアデス星団|すばる]]。[[アルタイル|ひこぼし]]。'''ゆふづつ'''。[[流星|よばひ星]]、すこしをかし。」にあるように、夜を彩る美しい星のひとつとしての名が残されている。
[[キリスト教]]においては、[[ラテン語]]で「光をもたらす者」ひいては明けの明星(金星)を意味する言葉「[[ルシファー|ルシフェル]](Lucifer)」は、他を圧倒する光と気高さから、[[唯一神]]に仕えるもっとも高位の[[天使]](そしてのちに[[地獄 (キリスト教)|地獄]]の[[闇]]に堕とされる[[堕天使]]の[[総帥]])の名として与えられた。
[[聖書]]の[[ヨハネの黙示録|黙示録]]中では、[[イエス・キリスト|イエス]]のことが「輝く明けの明星」と呼ばれている<ref>[[s:ヨハネの黙示録(口語訳)#22:16|ヨハネの黙示録(口語訳)#22:16]]</ref>。
[[仏教]][[伝承]]では、[[釈迦]]は明けの明星が輝くのを見て[[真理]]を見つけたという。また弘法大師[[空海]]も明けの明星が[[口]]中に飛び込み[[悟り]]を開いたとされ、[[虚空蔵菩薩]]・[[明星天子]]は[[仏格化]]された金星の現れとされている。
[[アステカ神話]]では、[[ケツァルコアトル]]が[[テスカトリポカ]]に敗れ、金星に姿を変えたとされている。
[[マヤ神話|マヤ創世神話]]内では、金星は太陽と[[双子]]の[[英雄]]であるとされ{{R|maya}}、金星を「[[戦争]]の守護星」と位置づけ、特定位置に達したときに[[戦]]を仕掛けると勝てると考えられた{{R|maya}}(一種の[[軍事]][[占星術]]であり、金星の動きと戦争がつながっていた)。
[[近代]]に入ると、[[金星の太陽面通過]]に大きな関心が寄せられるようになった。[[太陽系]]の大きさを[[測定]]する過程において、金星の太陽面通過で得られるデータは重要な役割を果たすと考えられたためである。[[1761年]]と[[1769年]]の太陽面通過観測は世界中に観測隊を派遣して行われたが、中でも[[1768年]]から[[太平洋]]に派遣された[[ジェームズ・クック]]の探検隊<ref>{{Cite book|和書|title=道楽科学者列伝 - 近代西欧科学の原風景|p=111|author=小山慶太|authorlink=小山慶太|publisher=[[中央公論社]]|date=1997-04-25|isbn= 9784121013569}}</ref>は、[[太平洋]]各地で重要な[[地理的発見]]を行った。また、[[1874年]]の金星の太陽面通過においてはすでに[[産業化]]時代に入っていたこともあり、世界各国が各地に観測隊を派遣した。この時は日本も観測可能な地域に含まれており、[[フランス]]、[[アメリカ]]、[[メキシコ]]の3か国が日本に観測隊を派遣した<ref>{{PDFlink|[http://www.sci-museum.jp/files/pdf/study/universe/2012/05/201205_16-17.pdf 神戸にある金星台]}} [[大阪市立科学館]]</ref>。
=== 占星術 ===
金星は[[七曜]]・[[九曜]]のひとつで、[[10大天体]]のひとつである。
「金星」の名は[[中国]]で[[戦国時代 (中国)]]に起こった[[五行思想]]と関わりがある。また、中国ではかつて金星を[[太白]]とも呼んだ<ref>「宙ノ名前」p.68 林完次 光琳社出版 平成7年8月1日初版発行</ref>。
[[西洋占星術]]では、[[金牛宮]]と[[天秤宮]]の[[支配星]]で、[[吉星]]である。[[妻]]・[[財産]]・[[愛]]・[[芸術]]を示し、[[恋愛]]、[[結婚]]、[[アクセサリー]]に当てはまる<ref>[[石川源晃]]『【実習】占星学入門』 ISBN 4-89203-153-4</ref>。
== 物理学的性質 ==
=== 大気と温度 ===
{{Main|金星の大気}}
[[ファイル:Venuspioneeruv.jpg|200px|left|thumb|[[パイオニア・ヴィーナス計画|パイオニア・ヴィーナス1号]]による金星の雲<br />([[1979年]][[2月26日]]、紫外線画像)]]
金星には[[二酸化炭素]](CO<sub>2</sub>)を主成分とし、わずかに[[窒素]]を含む[[大気]]が存在する。[[気圧]]は非常に高く、[[地表]]で約92[[標準気圧|気圧(atm)]]ある(地球での[[水深]]920[[メートル]]に相当)。地表での[[気温]]は約730[[ケルビン|K]](約460[[セルシウス度|℃]])に達する{{R|namiki}}。[[高温]]となっている金星地表から雲層([[高度]]45-70[[キロメートル|km]])までの下層大気の[[温度勾配]]は、雲層の上端で[[有効温度]]になるような[[気温減率|乾燥断熱温度勾配]]にほぼ従っており{{R|namiki}}{{Sfn|松井孝典|2011|p=278-285}}、高度50km付近では1気圧で約350K(75℃)、55km付近では0.5気圧で約300K(27℃)と、地球よりやや高い程度である。
金星の[[自転]]は非常にゆっくりなものである([[#自転]]を参照)が、[[熱]]による[[対流]]と大気の[[:en:Volumetric heat capacity #Thermal inertia|熱慣性]]のため、[[昼]]でも[[夜]]でも地表の温度にそれほどの差はない。大気上層部の「スーパーローテーション」と呼ばれる4日で金星を一周する高速風が、金星全体へ熱を[[分散]]するのをさらに助けている。
高度45kmから70kmに[[硫酸]](H<sub>2</sub>SO<sub>4</sub>)の[[雲]]が存在する{{R|namiki}}。このH<sub>2</sub>SO<sub>4</sub>の粒は下層で分解して再び雲層に戻るため、地表に届くことはない{{R|namiki}}。雲の最上部では350[[キロメートル毎時|km/h]]もの速度で[[風]]が吹いているが、地表では[[時速]]数kmの風が吹く程度である。しかし金星の大気圧が非常に高いため、地表の構造物に対して強力に[[風化]]作用が働く。
[[2011年]]、ヨーロッパ宇宙機関(ESA)の探査機「[[ビーナス・エクスプレス]]」が大気の上層からオゾン層を発見した<ref>[http://www.astroarts.co.jp/news/2011/10/11venus/index-j.shtml AstroArts ビーナス・エクスプレス、金星大気にオゾン層を発見]</ref>。[[2012年]]、ビーナス・エクスプレスの5年分の[[データ]]を[[解析]]した結果、上空125kmのところに、気温が-175℃の極低温の場所があることがわかった。この低温層は、2つの高温の層に挟まっており、夜の大気が優勢な部分が低温になっていると考えられている。この極低温から、二酸化炭素の氷が生じているとも考えられている<ref>[http://www.esa.int/esaCP/SEMILCERI7H_index_0.html A curious cold layer in the atmosphere of Venus ''ESA'']</ref>。
[[2020年]][[9月]]、[[カーディフ大学]]の研究者を中心とする[[イギリス]]・[[アメリカ]]・[[日本]]の研究者から成る研究チームが[[チリ]]の[[アルマ望遠鏡]]と[[ハワイ]]の[[ジェームズ・クラーク・マクスウェル望遠鏡]]を用いて行った観測から、金星での環境下における[[地質学]]的条件や[[化学]]的条件のもとでは発生しないと考えられていた[[ホスフィン]](リン化水素)が金星の大気上層から検出されたという研究結果を[[ネイチャー|ネイチャーアストロノミー]]にて発表した。ホスフィンの生成要因として、研究チームは[[太陽光]]からの[[光化学反応]]や[[火山活動]]によって供給された可能性も検討されたが、検出されたホスフィンの量はそれらの要因では説明できなかった。まだ人類が知りえない未知の化学プロセスによって生成されている可能性が高いとされているが、地球上ではホスフィンは一部の[[嫌気性微生物]]から生成される事が知られているため、金星大気に[[生命]]が存在している痕跡である可能性も示されている<ref>{{cite journal|last=Greaves|first=J. S.|last2=Richards|first2=A. M. S.|last3=Bains|first3=W.; et al.|title=Phosphine gas in the cloud decks of Venus|year=2020|journal=NAture Astronomy|volume=|issue=|pages=|doi=10.1038/s41550-020-1174-4|bibcode=|arxiv=2009.06593}}</ref><ref>{{cite web|url=https://www.nao.ac.jp/news/science/2020/20200915-alma.html|title=金星にリン化水素分子を検出―生命の指標となる分子の研究に新たな一歩|publisher=[[国立天文台]]|date=2020-09-15|accessdate=2020-09-15}}</ref><ref>{{cite web|author=Jonathan Amos|url=https://www.bbc.co.uk/news/amp/science-environment-54133538?|title=Is there life floating in the clouds of Venus?|work=[[BBC|BBC News]]|date=2020-09-14|accessdate=2020-09-15}}</ref>。[[アメリカ航空宇宙局]](NASA)の長官{{仮リンク|ジム・ブライデンスタイン|en|Jim Bridenstine}}はこれまでの[[地球外生命]]探査において「最大」の発見であるという見解を示している<ref>{{cite news|last=Kooser|first=Amanda|url=https://www.cnet.com/news/nasa-chief-calls-for-prioritizing-venus-after-surprise-find-hints-at-alien-life/|title=NASA chief calls for prioritizing Venus after surprise find hints at alien life|work=[[CNET]]|date=2020-09-14|accessdate=2020-09-15}}</ref><ref>{{cite news|url=https://www.afpbb.com/articles/-/3304593|title=金星に生命の痕跡か 大気からホスフィン検出|work=AFPBB News|date=2020-09-15|accessdate=2020-09-15}}</ref>。ただしこのホスフィンの検出報告については、別の複数の研究者グループから疑義が呈されている<ref name="natiogeo20201027"/>。同じ観測データを異なるグループが独立して再解析したところホスフィンの特徴は統計的に有意な水準では検出されず、先の報告は誤検出の可能性が高いとの指摘がなされている<ref name="Snellen2020"/><ref name="Villanueva2020"/>。
{{Clearleft}}
==== 二酸化炭素による温室効果 ====
金星の地表は太陽により近い[[水星]]の表面温度(平均442 K(169 ℃){{Sfn|デイヴィッド・ベイカー|トッド・ラトクリフ|2012|p=95}})よりも高い{{efn2|金星は水星と比べ太陽からの距離が倍、太陽光の照射は75% (2,660 W/m<sup>2</sup>) である。}}。金星の地表の気温が高いのは、大気の主成分である CO<sub>2</sub>による[[温室効果]]のためである。
金星の厚い雲は太陽光の80[[パーセント|%]]を[[宇宙空間]]へと反射するため、金星大気への実質的なエネルギー供給は、太陽から遠い地球よりも少ない{{R|namiki}}。このエネルギー収支から予測される金星の[[有効温度|放射平衡有効温度]]は227[[ケルビン|K]](-46℃) <ref name=tajika/>と、実際の金星の地表温度に比べて約500K{{R|namiki}}も低温の氷点下となる{{Sfn|デイヴィッド・ベイカー|トッド・ラトクリフ|2012|pp=82-84}}。それが実際にそうならないのは、膨大な量のCO<sub>2</sub>によって大気中で温室効果が生じるためで、高密度のCO<sub>2</sub>による温室効果が510K分の温度上昇をもたらしている<ref name="tajika" />。
== 観測 ==
=== 目視 ===
[[ファイル:Mt.Yokodake from Gyojagoya 01.jpg|thumb|明けの明星]]
[[ファイル:Phases-of-Venus.svg|thumb|'''金星の観測モデル'''。満月形の外合時に観測上の視直径は最小となり、地球に最も近づく内合時(の直前)に視直径が最大となる。]]
[[公転]]軌道が[[地球]]より内側にある金星は、[[天球]]上では[[太陽]]の近くに位置することが多い。地球から見た金星は、[[月]]のような[[満ち欠け]]が観測できる。これは[[内惑星]]共通の性質で、[[水星]]も同じである。[[内合]]のときに「[[新金星]]」、[[外合]]のときに「[[満金星]]」となる。なお、合とその前後は天球上で太陽に近すぎるため、太陽の強い光に紛れて肉眼で確認することはきわめて困難である。
地球と金星の会合周期は583.92日(約1年7か月)であり、内合から外合までの約9か月半は日の出より早く金星が[[東]]の[[空]]に昇るため「明けの明星」となり、外合を過ぎると[[日没]]より遅く金星が[[西]]の[[空]]に沈むため「宵の明星」となる。その[[神秘]]的な明るい輝きは、[[古代]]より人々の心に強い印象を残していたようで、それぞれの[[民族]]における[[神話]]の中で[[象徴]]的な存在の名が与えられていることが多い。また地域によっては早くから、明けの明星と宵の明星が(金星という)同一の星であることも認識されていた。
地球から見ると、外合から[[東方最大離角]]を経て[[最大光度]]までは、徐々に明るくなり、最大光度から内合にかけては暗くなり、内合から最大光度までは明るくなり、最大光度から[[西方最大離角]]を経て外合までは徐々に暗くなっていく{{R|naotopic2}}。外合のときに[[視直径]]はもっとも小さく、内合のときにもっとも大きい{{R|naotopic2}}。外合のときは[[満月]]、最大離角のときは[[半月]]、内合のときは[[新月]]、最大光度のときは[[三日月]]のような形に見える{{R|naotopic2}}。
西方最大離角のときには[[日の出]]前にもっとも早く昇り、東方最大離角のときには日没後にもっとも遅く沈む。
明けの明星の見かけ上の明るさがもっとも明るくなるのは内合から約5週間後{{R|nenkan2006}}である。そのときの[[離角]]は約40度、[[光度 (天文学)|光度]]は-4.87[[等級 (天文)|等]]で、[[等級 (天文)|1等星]]の約220倍の明るさになり、明るくなりかけた空にあってもひときわ明るく輝いて見える。内合から約10週間後{{R|nenkan2006}}に西方最大離角(約47度)となる。
内合のときに完全に太陽と同じ方向に見える場合、[[金星の太陽面通過]]と呼ばれる現象がまれに起こる。
=== 影 ===
金星がもっとも明るく輝く時期には、金星の光による影ができることがある。[[オーストラリア]]の[[砂漠]]では地面に映る自分の影が見えたり<ref>[http://at-h.net/~has/blog/01/2009/12/post_601.html 田舎移住者の星日記]</ref>、日本でも白い[[紙]]の上に[[手]]をかざすと[[影]]ができたりする{{R|watanabe}}。なお、過去には [[SN 1006]] のような[[超新星]]が地球上の[[物体]]に影を生じさせた[[記録]]も残っているが、現在観測できるそれほど明るい天体は[[太陽]]、[[月]]、金星、[[天の川]]のみ{{R|watanabe}}である。
=== 出典 ===
{{Reflist|25em|refs=
<ref name="ng20140620">{{Cite web
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|title=ビーナス・エクスプレス、大気圏に突入
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<ref name="rika2006">{{Cite web
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|author=[[渡部潤一]]
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|title=太陽系と惑星
|author=並木則行
|chapter= 第2章 地球型惑星
|pp=43-50
|editor1-first=潤一|editor1-last=渡部|editor1-link=渡部潤一|editor2-first=茂|editor2-last= 井田|editor2-link=井田茂|editor3-first=晶|editor3-last= 佐々木|editor3-link=佐々木晶
|series=現代の天文学
|date=2008-2-25
|publisher=[[日本評論社]]
|isbn=978-4-535-60729-3}}</ref>
<ref name="sorae20200425">{{Cite web
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|title=金星の大気現象「スーパーローテーション」維持の謎が解明される
|publisher=[[JAXA]]
|author=松村武宏
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<ref name="natiogeo20201027">{{cite web | url = https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/20/102700631/ | title = 「金星に生命の痕跡」に反証続々、ホスフィンは誤検出の可能性 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト | author = | authorlink = | coauthors = | date = 2020-10-27 | format = | work = | publisher = ナショナルジオグラフィック | pages = | language = | archiveurl = | archivedate = | quote = | accessdate = 2020-11-16}}</ref>
<ref name="Snellen2020">{{cite arXiv |last= |first= |author1=I.A.G. Snellen |author2= L. Guzman-Ramirez |author3= M.R. Hogerheijde |author4= A.P.S.Hygate |author5= F.F.S. van der Tak |eprint=2010.09761 |title= Re-analysis of the 267-GHz ALMA observations of Venus: No statistically significant detection of phosphine |class= astro-ph.EP |date= 2020 |language= }}</ref>
<ref name="Villanueva2020">{{cite arXiv |last= |first= |author-link= |authors= Geronimo Villanueva, Martin Cordiner, Patrick Irwin, Imke de Pater, Bryan Butler, Mark Gurwell, Stefanie Milam, Conor Nixon, Statia Luszcz-Cook, Colin Wilson, Vincent Kofman, Giuliano Liuzzi, Sara Faggi, Thomas Fauchez, Manuela Lippi, Richard Cosentino, Alexander Thelen, Arielle Moullet, Paul Hartogh, Edward Molter, Steve Charnley, Giada Arney, Avi Mandell, Nicolas Biver, Ann Vandaele, Katherine de Kleer, Ravi Kopparapu |eprint= 2010.14305 |title= No phosphine in the atmosphere of Venus |class= astro-ph.EP |date= 2020 |language= }}</ref>
}}
== 参考文献 ==
* {{Cite book|和書|title=太陽系はここまでわかった|author=リチャード・コーフィールド|translator=[[水谷淳]]|publisher=[[文藝春秋]]|date=2008-08-05|isbn=978-4163704807|ref=harv}}
* {{Cite book|和書|title=最新テラフォーミング|series=最新科学論シリーズ|volume=17|page=26|author=矢沢サイエンスオフィス|publisher=[[学研プラス]]|date=1992-03-01|isbn=978-4051061050|ref=harv}}
* {{Cite book|和書|title=探査機が明らかにした太陽系のすべて|series=ニュートンムック|publisher=ニュートンプレス|author=水谷仁|authorlink=水谷仁|date=2006-10|isbn=978-4315517859|ref=harv}}
* {{Cite book|和書|title=太陽系探検ガイド エクストリームな50の場所|author1=デイヴィッド・ベイカー|author2=トッド・ラトクリフ|editor=渡部潤一|translator=後藤真理子|publisher=朝倉書店|date=2012-10-10|edition=初版第1刷|isbn= 9784254150209|ref=harv}}
* {{Cite book |和書 |author=松井孝典|authorlink=松井孝典 |coauthors = 永原裕子、藤原顕、渡邊誠一郎、井田茂、阿部豊、中村正人、小松吾郎、山本哲生 |title= 比較惑星学 | publisher= [[岩波書店]] |year= 2011 |isbn= 978-4-00-006988-5 |ref=harv}}
== 関連項目 ==
{{Sisterlinks|commons=Venus|commonscat=Venus_(planet)|d=Q313}}
* [[金星の太陽面通過]]
* [[金星の植民]]
* {{mpl|2002 VE|68}} - 金星の[[準衛星]]。
* [[ネイト (衛星)|ネイト]] - かつて存在すると考えられていた金星の衛星。
* [[アシェン光]]
* [[金星人]]
== 外部リンク ==
* [https://rika-net.com/contents/cp0320a/contents/taiyoukei/kinsei/index.html 理科ねっとわーく 太陽系図鑑(金星)]
* [https://www.kahaku.go.jp/exhibitions/vm/resource/tenmon/space/mercury_venus/mrcvns00.html 国立科学博物館 宇宙の質問箱(水星・金星)]
* [https://www.cgh.ed.jp/TNPJP/nineplanets/venus.html ザ・ナインプラネッツ 日本語版(金星)]
* [https://nineplanets.org/venus/ The Nine Planets Venus Facts] - ザ・ナインプラネッツ 原語版(金星){{Ref-en}}
* {{Kotobank}}
== 参照 ==
{{デフォルトソート:きんせい}}
[[Category:金星|*]]
[[Category:星神]]
[[Category:中国神話]]
[[Category:日本神話]]